ヘリクリサム４〜森田美勇人〜

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真田「拝啓、(人1)A様。まずは、この世界に入ってくれて、この世界に居続けてくれて、俺たちとこの場にいてくれて、ありがとう。ここまで色んなことがありましたね。ありすぎてここには書くことができないくらい。たった一人、女の子で。よくここまで、頑張ってきましたね。」






さなぴーのその言葉に、いとも簡単に涙がぶわぁっと押し寄せてきた。



それに気づいたファンの人たちからの「えっ」という声が上がるくらいに。





真田「Aの存在に何度助けられたかわかりません。本当にありがとう。これからも、AはAらしく。少しくらい他人より自分の気持ちを優先して、自己中心になって生きてくださいね。そして僕にたくさん甘えてください。大切なA。お誕生日おめでとう。」





目が涙でいっぱいで少しでも動いたら流れてしまいそう。



だって。



こんな涙目の私を見ても何も言わずに、

ただただ優しいさなぴーの眼差しがあまりにも温かすぎて。





いつだって温かく見守ってくれて、甘えさせてくれて、

強い味方でいてくれるさなぴーの言葉に

昔からの出来事が走馬灯のように蘇ってしまった。





本当に、いつもいつも、ありがとう。







そしてこの流れで次に来たのは、

追い討ちをかけるように安井くん。





昨日、まさかの想いを伝えられた安井くん。




そんな安井くんの顔は、向かい合わせになった瞬間から

どうしようもなく優しくて。




その顔を見るだけで、喉が痛くなるくらい

声を出したくなるくらい、泣きたくなった。

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