ヘリクリサム４〜森田美勇人〜

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メンバーからの手紙の読み上げが始まった。







萩谷「Dear (人1)A様。貴方と出会って、もうどれくらいになるでしょうか。人生の半分以上を過ごしている僕たち。時には、思いっきりぶつかったこともありましたね。昔は僕もまだまだガキで。Aの実力に少し嫉妬して、きっと傷つけたこともあったと思います。ごめんなさい。」






チラッと見てくる萩ちゃんに、ううんと首を横に振った。






萩谷「一人だけ女の子で。色んな人に角のある言葉をたくさん投げつけられ、幼いAの心は何度ボロボロになったでしょうか。でも、それでも負けずに歩んできた貴方は誰よりも強く、誰よりも優しい。そんな貴方に僕たちは、メロメロです。いつも本当にありがとう。そしてこれからもずっとずっと、よろしくお願いします。」









いっつもどんな時でもまっすぐな萩ちゃんは、こんな時もまっすぐで。


気持ちがストレートに伝わってきた。



こちらこそ、本当にいつもありがとう。







続いて来たのは、モロ。






諸星「Aへ。Aに手紙を書くとなってから、ずっと何を書こうかなと迷っていましたが、とりあえず1番に伝えたいことがあります。それは、″ありがとう″です。ありきたりな言葉ではありますが、Aに対しての感謝の気持ちは本当に僕にとって大きいです。辛いなと思う時、Aが″モロ！モロなら絶対大丈夫だよ！私が保証する！！″と言ってくれるその言葉に、何度助けられたか、わかりません。こんなに力強い言葉があるのかと、僕はAに教わりました。」






優しい目を向けてくれるモロ。



泣きそうになっちゃうよ。







諸星「これからも色んなことがあると思うけど、その度に励まし合って、上を目指して、頑張っていきましょう。改めまして、A。お誕生日おめでとう！」






いつだって言葉で元気よく励ましてくれるのは、モロだった。



モロがいて良かったな。

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