ヘリクリサム４〜森田美勇人〜

177. ページ27

.





(人1)Aside





バースデーイベント当日になった。


歌う曲しか内容が分かっていなくてドキドキする。





本番前、衣装に身を包みながらモニターで

会場入りするお客さんを見ていると余計緊張してきた。







真田「あれ？笑 Aなんか緊張してる？？」


「…してる」


真田「なんでAがすんのよ、受け身なんだから堂々としてなよ笑」


「いやあまりにも知らなさすぎる」


真田「じゃあ教えてあげようか？？？」


「ほんと、教えてよ」


真田「プレゼント渡すんだよ、俺たちから」


「……え、言っていいの？それ」


真田「何も知らないのが不安とか言うから！

Aが喜ぶようなプレゼント考えてきたから

ちゃんと嬉しいリアクションしてね！！」


「…言わないでよ〜…」


真田「自分が教えてって言ったんじゃん笑笑」






悪い顔して笑って去っていくさなぴーは

楽しみで仕方ない顔をしている。







そしてもう一つ気になるのがこちら。







「ねぇ顕嵐」


顕嵐「なに」


「美勇人、どうした？」


顕嵐「…え？」


「なんであんな険しい顔してんの？」







ずーーっと携帯片手に眉間にシワを寄せて

近づくなオーラ満載の美勇人。







顕嵐「…あー、ほら、謙ちゃんの時と一緒で

回すMCが色々変わるから自分の番想像して緊張してんだよ」


「…いやしっかりして……」







まさか、あんなことが起きるとは知らなかったから。


純粋に、近づくなオーラ満載の美勇人を見て呆れ半分、面白かった。








-----------作者より-------------


いつもご覧いただきありがとうございます。


1から長いこと続いてきたこの小説ですが、今回の章をもちまして、本編は一旦終了させていただこうと思います。


また番外編として書けたらなと思うので、その時が来ましたらまたよろしくお願いいたします。



残り少なくなってきましたが、最後までよろしくお願いいたします。




※お気に入り数と評価の数があまりにも違うため、もしよろしければ星を押してくださると嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

178.→←176. 安井謙太郎side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す