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161. 安井謙太郎side ページ11

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安井謙太郎side






サウナでスッキリしたあと、3人で個室の店へ。


普段からよく遊ぶメンバーだから何も気を遣ったりとかもない。



よく考えてみるとこの2人の俺の歳の差はすごいけど。




飯を食べ進めていると、ぽつりとながつが呟いた。







長妻「…俺ね、この前ご飯行った時からずっと

みゅっさんとAのことを考えてる」






ちゃんと本題を切り出した最年少の勇気に

俺は大きな拍手を送りたいくらい誉めたくなった。







長妻「2人が…さ、普通に…」






でも、なんだかながつの声が小さくて

不安そうで、揺れてて。




その時、チラッと俺を見たながつの目を見て

その理由が何かを知った。







安井「うん。わかるよ。

俺も、2人が自由に過ごせたらなって

本気でそう思ってる」





だから、まっすぐながつの目を見てそう言った。



本心だし、これ。





俺がAのことを好きだと知っている

唯一のながつは、きっと葛藤があるんだと思う。




俺の痛みを、一人だけ理解してくれていたから。




だからその葛藤を無くしてあげないといけない。







安井「俺ね、本気で2人を応援してるよ」







その時、またながつの目に涙が溜まっていく。



泣き虫だな、ほんと。





俺が泣いてないのに。



なんでながつのほうが繊細に俺の心を写し出すんだろう。







長妻「…うんっ」





安井「もー、顕嵐ビックリしちゃってるよ。」



顕嵐「いや、色々と察してるけどね…?」



安井「だよね、そりゃそうだ。

察してる通りのことだから、胸にしまっといて?笑」



顕嵐「まぁそう考えると、今までの謙ちゃんの

色々なことがこう結びつくというか」



安井「あ、マジ?笑笑」



顕嵐「イケダンの時とか、みゅっさんとAの

冷やかしの時いつも静かだったな〜とか笑」



安井「お前、どんなとこ思い出してんだよ笑笑」





ながつの涙のせいで、

誰にも言いたくなかったのに

顕嵐にもバレちゃったし。




まぁ別にいいんだけどね。






安井「まぁ、色々あるけど。

俺は心から、あの2人を応援してるから。

作戦練ろう!堂々と胸張って二人が過ごせるために」






ありがとう。


俺の気持ちを知りながら、俺に相談を持ちかけてくれて。



俺の気持ちを知っても、冷静でいてくれて。





ほんと、最強の年下2人を持ったなぁ。

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Cancake(プロフ) - 完結おめでとうございます!!素敵な作品すぎて、最後まで一気読みしたら号泣してきました😭😭素敵な作品をありがとうございました!お疲れ様でした (2022年2月20日 3時) (レス) @page46 id: 7251b9ed6d (このIDを非表示/違反報告)
azn(プロフ) - 完結お疲れ様でした!大好きな作品でした😭もう見れなくなるのが寂しいですがまた素敵な作品を書いてくださることを楽しみにしています!お疲れ様でした! (2022年2月9日 22時) (レス) @page46 id: 6e1dd374e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - うわ〜😭めちゃくちゃいい作品すぎて終わってしまうのが悲しいです😭こんな素敵な作品が見れて幸せでした❗️ありがとうございます! (2022年2月8日 19時) (レス) @page46 id: 379d4bb980 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 完結おめでとうございます!!私が出会った中で1番大好きな作品です!素敵な文字を紡ぐ瞬間を間近で見られて幸せでした💕 (2022年2月8日 13時) (レス) @page46 id: 389e3db5f6 (このIDを非表示/違反報告)
むー。(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても素敵な物語でその一員になれたって思ってます。一喜一憂しました。そんな事もあったなぁなんて思ったり。最高なグループだから少し作品の中だけでも一員になれたのは嬉しかったです。お疲れ様でした。 (2022年2月7日 23時) (レス) @page46 id: c8e7c215c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:barumi | 作成日時:2021年11月3日 22時

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