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「んー、苦いね」



長妻「あれ、でも前は頑なに飲めないって

ビール飲まなかったじゃん」



「その時よりかは少しずつね、

ビールに慣れてきたって言ったらいいのかな

そんなに嫌じゃなくなってきた」



美勇人「そうなのっ!?じゃあ、

俺のこれあと半分くらいあるからあげる〜〜」






いやいらないから、と言い終わるまでに

追加で生ビールを注文する美勇人




そして追加できた新しい生ビールを自分は飲んで

私の前には飲みかけの半分のビール





「…おかしくないかこれ」







酔ってる美勇人は、本当に厄介だ。





そんな調子でいると

いつのまにか美勇人のペースに飲み込まれて

かなり飲んでしまっている自分





楽しくなってきている自分





あーやば、絶対酔ってる…なんて思う気も無く

ゲラゲラと美勇人たちと笑い声を上げる




ふと隣にいてクシャッと笑う美勇人に安心して

その腕にピタッとくっついた






美勇人「え!なに、ビックリした!」


「みゅーと、あったかい」


美勇人「A、かわいいんだけど」





大きくて肩に頭も乗せれないけど

肩にもたれるようにして体重を預ける





「…重い?」


美勇人「かっるい」





顕嵐「…A、ビール飲んだの??」






名前を呼ばれ、ハッとして頭を上げると

斜め前から顕嵐が私を見ていた





「…みゅーとに飲まされた」


顕嵐「美勇人さん勘弁してくださいよ〜」


美勇人「いや、Aが自分の判断で飲んだの」






瞼が落ちてくる。


また美勇人の肩にもたれるように

コテンと頭を垂らす






顕嵐「A〜、おーい、起きて〜」






顕嵐の起こす声が聞こえてくるけど

むりむり、起き上がれない






そのとき。





パシンと頭に小さな衝撃が走って

慌てて体を起こすと、私と美勇人の間の

目の前に、安井くんがしゃがんでいた






「…うわっ!」






突然の至近距離での安井くんの顔に

酔いが一気に覚めたような感覚に陥る

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barumi(プロフ) - りんりんさん» そう言っていただけて嬉しいです( ; ; )ありがとうございます! (2021年3月14日 23時) (レス) id: f7d03e8b65 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 更新が待ちきれず毎日みにきてしまいます。応援してます! (2021年3月10日 20時) (レス) id: 5bcb1eb17e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:barumi | 作成日時:2021年2月28日 23時

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