18. 安井謙太郎side ページ18
.
安井謙太郎side
収録の次の日。
この日はみんなでダンスレッスン日
美勇人が考えた振り付けを教えてもらい
みんなで鏡の前で振りを入れていく
さすが美勇人ということもあり、音の取り方が
普通とは少し違う
ここで音を取るんだ…という細かい小さな音を
アイソレーションを意識してとる
なかなか難しく、苦戦する俺ら
Aはあまり振り覚えが得意な方ではないため
何度も何度も繰り返し顔はもう必死だった
俺もそうだけどみんなの息がだんだん上がり
一旦休憩を入れてリフレッシュしないといけないと
俺は手を３回叩く
安井「よしちょっと休憩しよう！」
みんなは俺を見て頷くと端の方に置いている
水の方まで歩いて、壁にもたれて座り込んだ
顕嵐「キッツ！」
諸星「マジやべーよ」
萩谷「ここまでハードなのあんまないよね」
真田「なんか昔思い出すわこの感じ…」
みんなが座って休憩する一方
遅れていると感じているAは一人踊り続け
休憩をしようともしない
安井「A」
声をかけてもそれでも止めようとしない姿を
みんなが黙って見つめる
昔からそうだった
ジャニーズJr.だった時。
ジャニーズは振り覚えが遅いものは
すぐに落とされるシビアな世界
ましてや一人女の子のA
一人休憩もせず必死に食らいついていたあの姿を
忘れることはない
そして7ORDERになって
久しぶりにそんな姿を見た気がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 349人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
の - とっても、面白いです！ (2020年9月12日 23時) (
レス) id: 49efc44e7b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：barumi
| 作成日時：2020年8月16日 23時
