46. 安井謙太郎side ページ46
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安井謙太郎side
″安井「……美勇人の気持ちが、
俺は痛いほどわかる」″
同じようにAを想う者として
Aからの話は美勇人の気持ちがわかりすぎて
思わずこう言ってしまった言葉
帰ってから一人、反省した
はぁ…ってまた、ため息が出る
キャップを取って俺の顔を見たAの頬には
涙の跡が見えてしまって
その残像が頭に残って消えない
ベッドに横になって、疲れてるはずなのに
全く眠れる気配がなくて
安井「ああ!もう」
そう言って体を起こしてベッドの壁にもたれ
携帯を手にする
A、泣いてたわ。▷
これだけ送ってしばらくするとすぐについた既読
そしてかかってきた電話
安井「もしもし」
美勇人「もしもし。ごめん、電話しちゃって」
安井「いや、いいけど。」
美勇人「…Aが泣いてたの、俺のせいだから」
安井「…知ってる。Aから全部聞いた」
美勇人「え、そうなの?」
安井「期待した私はバカで呆れるって言ってたよ」
美勇人「……んー…」
顔は見えてないけど、困ったように
目を瞑る美勇人が想像できた
安井「…同じメンバー内だからっていうので
踏みとどまってるだけでしょ?美勇人は。
Aのこと、好きでしょ?
もちろんメンバーとしてじゃなくて。」
美勇人「…んーー…そう…だね……」
俺に言うか悩んだ挙句、折れたかのように
認めた美勇人
認める前に知ってるよそんなこと
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の - とっても、面白いです! (2020年9月12日 23時) (レス) id: 49efc44e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:barumi | 作成日時:2020年8月16日 23時