22. 安井謙太郎side ページ22
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森田「…俺も乗るわその話」
阿部「俺も。乗った」
美勇人と顕嵐が俺を見て優しく微笑む
森田「…ここを出て、もっかい、やり直そ」
たくさんの苦楽を共にし
戦友であった美勇人からの
この言葉はあまりにも胸に突き刺さって
もう我慢の限界だった
涙が溢れて溢れて
最年長なのに
らしくもなく、頬にたくさんの涙が伝った
萩谷「俺もその話乗る」
諸星「俺も乗るよ」
あまりにも想像もしていなかった展開に
言葉が出てくるはずもない
みんな、泣いてた
みんなが、泣いてた
森田「さなぴーは、どうする？」
一人残ったのはたくさんの苦労も重ねてきた
真田佑馬だった
いいよ、さなぴー
いつも自分の意見をしっかり言う人
思いがあるなら言ってくれ
残りたいなら残りたいと素直に言ってくれ
真田「……Love-tuneももう最後か。」
それなのに、さなぴーは俺の気持ちとは裏腹に
静かに涙を流しながらそう言って上を見上げると
真田「乗るよ。」
そう言って微笑んだ
この日
俺らは退所をすることを決め
安井「…Love-tune、退所します」
全員揃って事務所に意向を伝えた
強く引き留める者は誰もいなかった
それでも俺たちの気持ちは晴れやかだった
退所まで、その日が来るまで
全力でLove-tuneを全うしようと
８人で固く交わした握手
そして流した涙
次に流すときはまた再スタートする時だと
各々の心に秘めながら
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の - とっても、面白いです！ (2020年9月12日 23時) (
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作者名：barumi
| 作成日時：2020年8月16日 23時
