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突然の私の意味わからないお願いに
廉はちょっと目を丸くしたあと
私の気持ちがわかったのか
「しゃーないなぁ」って笑った
永瀬「どこがいい？」
「そこ。そこでいい」
カメラ目線をしてくれたり
ちょっと目線を外したり
何枚も何枚も私が満足するまで
要望に応えてくれた廉
「…廉、ありがとね」
思わず口から出た感謝の言葉
それに私の目を見ず、
「…ん」と言ったときのなんともいえない表情が
差し込む夕日と廉との融合が
あまりにも綺麗で
すぐにカメラで収め、それを最後の一枚とした
「よし、おっけい」
永瀬「撮れた？」
「うん」
永瀬「どうやった？」
「…なんか、すっごいかっこよかった、かも？」
永瀬「…なんやねんもう」
そう言って私の頭をクシャッと撫でるようにして
私の顔を横に向けるようにする廉
きっと耳が真っ赤になっていることに
気づかれたくなかったからだと思う
永瀬「てかAはさ、写真撮ってる間
ここには永遠に戻って来れない人
みたいな顔してたけど」
「ふふ、だってそうかもしれないじゃん」
永瀬「え？」
「先のことなんて全然わかんないしさ
みんなと会うのも、ここに来るのも。
これで最後かもしれないじゃん」
永瀬「…それはないでしょ」
「わかんないよ？」
さっきまで笑ってた廉の表情が
あからさまに苦しく変わる
きっと私の表情も
苦いんだろう
「ここが私の
青春のすべてだったな」
・
・
・
�盒恭た�side
Aの、廉と美桜ちゃんを見る表情が
あまりにも切なくて
″ちょっと複雑に
出来すぎてると思わない？″
″もーう、わけわかんねえなぁ、私″
その言葉に、いま背中を押してあげなきゃって
廉の外へ向かう後ろ姿を見届けた
岸「Aの背中本当に押してよかったの？」
それを見ていた岸くんが小さな声でそう聞く
�盒供屬─�」
岸「だって、ほら、ね…？」
もう、岸くんはわかってないな。
�盒供屬佞奸⊇�っ人海人だからね、俺」
それでいいんだよ、俺は。
------------作者より------------
たくさんの方に見ていただき
本当にありがとうございます
今回主人公が撮った写真のイメージを
Instagramに掲載しましたのでぜひご覧ください
▷@barumi_dream
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0rs3291t2b10z8m(プロフ) - 初めまして今日で一気見させてもらいました！みんな切ない…できれば廉くんとくっついて欲しいです。 (2020年4月24日 16時) (
レス) id: a8256f39cf (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - 平野くんとくっついてほしいです！ (2020年4月24日 13時) (レス) id: 0543a209ec (このIDを非表示/違反報告)
きしみや(プロフ) - みんな切ないけれど、私は平野くんに幸せになって欲しいなと思います(´ｰ｀)更新楽しみにしてます！！ (2020年4月23日 2時) (レス) id: 7e56256ccc (このIDを非表示/違反報告)
名無し35453号(プロフ) - この作品をきっかけにまたドラマの方も見にいっちゃいました！更新頑張ってください。 (2020年4月21日 20時) (レス) id: 7cae96bf4e (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - 名無し35453号さん» 結末を悩むところですが…これからの展開をお楽しみください！ (2020年4月20日 14時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：barumi
| 作成日時：2020年4月18日 23時
