28. 永瀬廉side ページ28
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それから。
らしくもないけど、抑え込む気持ちは日に日に増していって。
結果、控え室に一人のAのところへ行ったり。帰りに待ち伏せしたり。
らしくもないことばっかして。流れでつい想いを伝えてしまった。
永瀬「……紫耀のことが好きなんやったら、俺のこと突き飛ばして」
そう言う俺を、Aは突き飛ばさなかったし、拒絶する間をあえて入れたキスも拒まなくて。
なんやねん。
やっぱ俺のこと。
わかりやすいくらい俺のこと好きなくせに。
なら、はよ俺んとこ来いや…。
そんな臭いセリフは、言えなくて。
控え室を出た。
そしてその出た先には、紫耀がいた。
…見られたか。
まずい状況なくせに、どこか安心してる自分がいる。
これで正々堂々と戦える、と。
無言で紫耀が歩き出すから、ついていく。
着いた先は少し離れた誰もいない部屋だった。
永瀬「…」
平野「……なに考えてんの、本当」
永瀬「……元々、奪ったんは紫耀やろ」
平野「は？奪うも何も付き合ってないでしょ。ってか最っっ低なことしてんのわかってる？」
怒られて当然。
そりゃ、当たり前で。
でも、じゃあ、俺、どうしたらいいん？
紫耀。
どうしても、この気持ち、抑えられへん。
永瀬「わかっとるわ。」
平野「さすがの廉でも許せないよ俺」
紫耀の鋭い目が容赦なく俺に刺さる。
普通の俺やったら。
……この対象が、Aじゃなかったら。
きっと、もうええわって諦めてた。
譲ってた。
だけど。
だけど。
永瀬「さすがの紫耀でも。譲れんわ」
気付いたらそう口走って、紫耀の体を押し、部屋を飛び出していた。
きっと俺の目も。
剣のように鋭かっただろう。
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いわうさぎ(プロフ) - はじめまして。とても楽しかったです。きゅんきゅんしました。リクエストで海人くんのお話をよろしければ書いて頂きたいです。 また、新しい作品を楽しみにしています。 (2020年2月1日 20時) (
レス) id: 61e72c48b6 (このIDを非表示/違反報告)
renchka(プロフ) - はじめまして！すごく面白くて、引き込まれる話だと思っていたらbarumiさんのお話だったんですね＾＾secret storyが大好きで何度も読み返したくらいなので、やはりbarumiさんの書く話はすっごく好きです！これからも頑張ってください！ (2020年1月29日 21時) (レス) id: 738f8e5133 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - うささん» はじめまして！そんなこと言っていただけて嬉しいです（ ; ; ）これからも見に来てくださると嬉しいです！ (2020年1月23日 21時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - ぷーちゃんさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです（ ; ; ）ありがとうございます…！また見にきてください！ (2020年1月23日 21時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - ありすさん» ありがとうございます…！驚きの展開で申し訳ありません笑 もう少し小説にお付き合いくださいね(^^) (2020年1月23日 21時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：barumi
| 作成日時：2020年1月19日 19時
