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無言で車へ移動。
私の後ろに着いてきている廉くんに鼓動が早くなる。
運転席に座ると、後ろのドアが開いた音が聞こえ、廉くんが乗り込んだことがわかる。
「…出発します」
廉くんの家へ向かいながら、ずっと無言。
ずっと、ずっと無言で気まずくて。
着くまでが長く感じた。
ようやく着いた家の駐車場。
「着きました、お疲れ様です。」
永瀬「…」
反応がない。え、と思って後ろを振り向くと、寝ている。
うそでしょ。私こんな緊張してるのに。
「廉くん」
声をかけても全く起きる気配がなくて。
シートベルトを外し、運転席を降りて後ろのドアを開ける。
「廉くん、起き…」
そのとき。強い力で引っ張られ、その勢いで車内で廉くんに抱きしめられている形になった。
直後にバタンと車のドアも閉まる。
「え、」
あ、寝てたんじゃなかったんだって騙されたことに時間差でようやく気づいた。
「…廉くん？」
廉くんの甘ったるい香水の匂いが充満する。
永瀬「……紫耀と別れたんやろ」
「……そうです、けど…」
永瀬「…なに？振られたん？紫耀のこと、好きって俺に言ったのにな」
「……それはっ」
永瀬「…それは、なに？」
何も言えない。
本当は廉くんのことが好き、なんて。
言えない。
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いわうさぎ(プロフ) - はじめまして。とても楽しかったです。きゅんきゅんしました。リクエストで海人くんのお話をよろしければ書いて頂きたいです。 また、新しい作品を楽しみにしています。 (2020年2月1日 20時) (
レス) id: 61e72c48b6 (このIDを非表示/違反報告)
renchka(プロフ) - はじめまして！すごく面白くて、引き込まれる話だと思っていたらbarumiさんのお話だったんですね＾＾secret storyが大好きで何度も読み返したくらいなので、やはりbarumiさんの書く話はすっごく好きです！これからも頑張ってください！ (2020年1月29日 21時) (レス) id: 738f8e5133 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - うささん» はじめまして！そんなこと言っていただけて嬉しいです（ ; ; ）これからも見に来てくださると嬉しいです！ (2020年1月23日 21時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - ぷーちゃんさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです（ ; ; ）ありがとうございます…！また見にきてください！ (2020年1月23日 21時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - ありすさん» ありがとうございます…！驚きの展開で申し訳ありません笑 もう少し小説にお付き合いくださいね(^^) (2020年1月23日 21時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：barumi
| 作成日時：2020年1月19日 19時
