26. ページ26
.
永瀬「とにかく。もうここに呼ぶ？」
いきなりそう言って携帯を手にする廉。
あ！！！！と言ったときにはもう携帯を耳に当てていた。
「まってまってまって」
永瀬「うるさいなー。覚悟決めろって〜」
「いや、まって、もうちょっと待って！！」
永瀬「あ、もしもし〜？」
うわ、電話かかってるし！！
そんな焦る私を見て廉は口角を上げると、そのまま携帯の画面を見せてきた。
″平野紫耀″
「…わ、紫耀か」
永瀬「いや紫耀にも会うこと緊張したって？笑」
「忙しいから来れないよ」
永瀬「あ〜〜ごめんごめん！いや、なんかな？？…おお、声でわかったん？ちょー落ち着いて、その気持ちはわかるけど…笑」
そしてそのわずか１時間足らずで。
平野「…久しぶり……なんか、夢見てるみたい…」
「…久しぶり…紫耀」
忙しいはずなのに目の前には紫耀がいた。
何この人。すぐ来るじゃん。って久しぶりの再会なのに思わず突っ込みたくなるほどすぐに来た紫耀。
そりゃそうだ。
″Aさんに会いたいならおでんの店にすぐ来て″だけ言って、廉が切るから。
相当急いだのか息が切れている。
平野「…海人に連絡はした？」
永瀬「してない。今度一回、仕事ん時にな。」
平野「そのほうがいいわ、いきなり会ったらアイツ心臓おかしくして倒れる」
２人して、すぐに海人の名前を出す感じが、ドキッとしつつも嬉しくて、懐かしかった。
そして今度、海人に会うために仕事場に一緒に行こうって言われ、それはちょっとって断ると、ちょうどロケだから大丈夫だと強く説得させられ、そうすることにした。
平野「それにしても久しぶりで、なんか、泣けてくるわやばいまって」
永瀬「紫耀泣いたら俺も泣けてくるからやめて」
平野「はぁぁ…ううっ…」
「いやお願いだから泣かないで、紫耀も廉も、あの頃と違って有名なんだから！！こんなとこで！」
平野「ん…」
永瀬「……俺らでこれやったら、海人、泣きじゃくりそうで怖いな…」
約束の日は、来週のお昼になった。
海人がどんな反応をするのか。会いたい気持ちと、怖くて会いたくない気持ち。
その２つの感情が交差した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 566人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
barumi(プロフ) - HANAさん» ありがとうございます！！不定期な更新になりますがよろしくお願い致します（ ; ; ） (2019年11月4日 15時) (
レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - れんかいさん» はじめまして！ありがとうございます（ ; ; ）新作もよろしくお願い致します！！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - みーさん» ありがとうございます(^^)初めての海人くんの小説ですがお楽しみいただけると嬉しいです(^^) (2019年11月4日 15時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
HANA - 新作おめでとうございます！！これからも更新楽しみにしています(o^^o) (2019年11月4日 0時) (レス) id: c231493b6b (このIDを非表示/違反報告)
れんかい - はじめまして！王子と姫のSecret Love Storyをいつも見て楽しんでいます。そして新作が海人くんということでとても嬉しい気持ちです！楽しみにしています！！頑張ってください(*^ω^*) (2019年11月4日 0時) (レス) id: d1eac59c48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：barumi
| 作成日時：2019年11月3日 23時
