バファリン ６ ページ24
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車の中では廉が私の手を握る。
永瀬「大丈夫か？しんどない？」
「…ん、大丈夫」
心配そうな顔を覗かして。
やっと着いた家。廉が全部荷物を持って私の部屋の前まで来て、私の鞄から鍵を出して開ける。
永瀬「とりあえず寝とき、着替え持ってくるわ、タンスの中開けていい？」
「…ん、ありがとう」
寝転んでいるとタンスの中からパジャマを取り出して持って来てくれた。
永瀬「着替えさせたろか？」
「大丈夫」
永瀬「あっはっは笑 そこはあかんねんな笑」
笑いながら部屋から出て行く廉にクスッと笑いながら私は服を着替えてまたベッドに入った。
そして気づけば眠っていた。
しばらくして目を覚ますと、目の前で携帯をいじりながら座ってる廉がいた。
てっきり帰ったと思ってたから驚く。
「…れん」
永瀬「…おお、起きた？大丈夫？」
「うん……びっくりした、帰ってると思ってた」
永瀬「帰らんよ…ここおるわ」
優しい優しい目。胸がキュンとする。
永瀬「…こういうときってさ、なんかさ、おかゆ作るもんやん…？」
「…あー」
永瀬「…ごめん、マジで作られへん」
「…っ笑」
真面目な顔で謝る廉が面白くて思わず吹き出すと、しんどい私の額を優しくペチンと叩く。
永瀬「何笑ってんねん」
「…いやっ、ふふ、ありがと、その気持ちだけで嬉しい」
永瀬「…だから、かわりになんか買ってこよう思ってんけどさ、なんかさ、目覚めて一人やったら寂しいやろな思ったから、とりあえず起きるまで待っててん」
優しすぎる。なんでこんなに優しいんだろう。
大事な生放送日に体調崩したバカな私なんかに。
永瀬「…だから、今から買ってくるな？」
「……」
永瀬「……」
「……」
永瀬「……なぁ。」
「……」
永瀬「…なんで泣いてるん？」
身体が弱ってるから。
だから。泣けるだけだよね。
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barumi(プロフ) - あやみんさん» 嬉しいですありがとうございます（ ; ; ）更新不定期で申し訳ないです（ ; ; ） (2020年3月28日 23時) (
レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
あやみん(プロフ) - 更新ありがとうございます！！barumiさんのお話が大好きで更新されると、めちゃめちゃ嬉しいです！！続き楽しみにしてます＼(^o^)／ (2020年3月28日 16時) (レス) id: 5c85ae570a (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - 名無し35453号さん» しばらく更新してなかったので更新停止扱いになっていますが更新予定です！すみません（ ; ; ） (2020年3月28日 12時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - popoさん» リクエスト了解しました！ありがとうございます(^^) (2020年3月28日 12時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - かなさん» 楽しみにしてくださってありがとうございます（ ; ; ）不定期な更新ですがよろしくお願い致します…！ (2020年3月28日 12時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：barumi
| 作成日時：2019年10月28日 21時
