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学校に戻り、帰りのことだった。
「ごめん秀一、ちょっと今日チア部見て帰る」
明智「ん、了解。先帰ってるわ」
「はーい!」
チア部のところに寄って帰ろうと思って秀一と別れたあと、帰り道に長井先生を見かけたから、声をかけて、のぶおはどうしてるのかを聞いた。
そしたら長井先生は、着いてくる?と言った。
そこで慌てて予定変更。私は長井先生に着いて行くことにした。
着いた先は、病院。やっぱりかって落ち込んだ。
病室では元気そうなのぶお。だけど、病室にいるのぶおなんて見たくなかった。
原田「(人1)も来たの?」
「…話したいことが、あったの。」
原田「なに?」
「なんで、学校辞めたの?」
原田「だからそれは、やりたいことがあるんだよたくさん。」
「私納得してないよ。勝手に体育館入ってきてメンチ切って来たくせに。」
原田「懐かしいわね」
「勝手に若林のこと変えて、勝手に東条の心を変えて、勝手に私と秀一のこと救って…、勝手に辞めて。やりたいことやるって、そんなの、ワガママすぎるよ。私たちだって、のぶおとやりたいことができたの。修学旅行行ったり、体育祭だってやってないじゃん。のぶおばっかやりたいことやって、私らにやらせないなんてさ…」
想いが溢れる。
「私は納得いってないから。本当はさ、体悪いから辞めるんでしょ?」
原田「違う」
「嘘つかないで。だったらなんで病院にいるの?」
原田「入院もしたかったから」
「嘘つかないでって!!」
原田「本当だ」
「カッコつけて隠さないで!!」
すると、のぶおが私の頭を雑に自分の胸へと押さえる。
原田「泣くな」
「泣いてないし!離して」
原田「俺の体は全然平気だ」
「嘘つかないで、死ぬんでしょ」
原田「死なねぇ。決めつけるんじゃねぇ」
「秀一が言ってたの、人間みんな死ぬってのぶおは言うって」
原田「明智に言っとけ。原田のぶおは死なないって。のぶおが言ってたっつって。」
そのとき、ドアが開く音がした。
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あと少しですが、続編移行します。
よろしくお願い致します。
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# 永瀬 結海 - いつも、更新楽しみにしてます! 頑張ってくださあい !! (2019年7月4日 19時) (レス) id: bce38eef0d (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - 愛美さん» ありがとうございます…!!( ; ; )不定期な更新で申し訳ありません…! (2019年7月1日 23時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 続きが気になります! (2019年6月23日 13時) (レス) id: 337efc6262 (このIDを非表示/違反報告)
いっちー - 続き見たい! (2019年6月16日 7時) (レス) id: 2169c2a8bd (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - この作品面白いですね!夢主ちゃんも救われますように! (2019年6月14日 9時) (レス) id: 337efc6262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:barumi | 作成日時:2019年6月2日 18時