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パタンと扉が閉まったあと、しばらく抱き合ったままだった。



明智「…本当、よかった……俺ら、やっと、救われた…」

「…うん、……助けてくれる人が、いた…」



明智の匂いと温かさが、やっぱり何よりも好きだ。



明智「…鍵、空いてるなんて思ってなくって、よかった」

「…私、今まで鍵かけたことなかったの」

明智「…え?」

「ずっと、ずっと。明智が、来てくれるの待ってて。パッといきなり入ってきて守ってくれないかな、助けてくれないかなって願って。鍵を、かけたことなかった。」

明智「…全然、気づいてなかった。Aのこと、全部知ってるつもりだったのに」

「それに原田先生は気づいたんだね。」

明智「…Aのこと気にかけて、Aの家を警察みたいに張ってたんだって。その時に鍵を閉めてないことにも気づいたんだろな」

「…そうだったんだ」

明智「…ってかさ」



すると、明智が体を離し私の両肩に手を置いた。



明智「…辛いときだけじゃなくて、秀一って呼んでよ」

「……いい、の?」

明智「なにが?」

「だって、お互い下の名前で呼んだら、付き合ってるって本当に噂になりそうだからやめようって話したじゃん」



そう。私たちは幼い頃は下の名前で呼びあっていたけど、途中から、噂になってしまって、お互いがお互いを失ったときの周りがしんどいという話をして、私は名字で呼ぶことにしていた。


あの時は、いや、ついさっきまでは。


いずれは、大切なものは失うものだと私たちは当たり前のようにそう思っていたから。


永遠なんてありえないし、幸せすぎると後が怖いと。

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# 永瀬 結海 - いつも、更新楽しみにしてます! 頑張ってくださあい !! (7月4日 19時) (レス) id: bce38eef0d (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - 愛美さん» ありがとうございます…!!( ; ; )不定期な更新で申し訳ありません…! (7月1日 23時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 続きが気になります! (6月23日 13時) (レス) id: 337efc6262 (このIDを非表示/違反報告)
いっちー - 続き見たい! (6月16日 7時) (レス) id: 2169c2a8bd (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - この作品面白いですね!夢主ちゃんも救われますように! (6月14日 9時) (レス) id: 337efc6262 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:barumi | 作成日時:2019年6月2日 18時

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