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トイレから出ると、明智が廊下の壁にもたれて携帯を触って待ってくれていた。
きっと、トイレはさっき行ったから、入ったふりしてすぐに出てきて待ってくれていたのだと思う。
「…ごめんね、おまたせ」
明智「ん。」
二人で教室へ向かおうとすると、「…時間あるし、ちょっと寄り道しねぇ？」と言うから頷いて、教室には戻らず、二人で屋上へと向かった。
「やったー！誰もいない」
明智「…こんなとこ誰もあんまこねぇだろ」
「…いや、若林と原田先生とかがよくいるみたい」
明智「へー、そうなんだ」
屋上の淵にもたれるようにして下に座った明智に並んで私も座る。
「風きもちいーね」
明智「な。」
そうまったりと話していると、いきなり鳴る私の携帯。
それは、バイト先からだった。
「…ごめん、バイト先だ」
明智「出ていいよ」
通話を押して、電話に出る。
「…はい。あ、今日、ですか？…はい、はい、わかりました。」
話しながら、私の手に力がこもる。
すると明智がそっとそんな私の手を優しく包んでくれたから、少し力が抜けた。
「…はい、今日ですね、わかりました。はい、失礼します」
電話を切り、明智を見ると、優しい表情を向けてくれていた。
明智「…今日、入ったの？」
「…うん。本当はシフト入ってなかったんだけど」
明智「…そっか……あんま、無理しないようにな…」
頭を撫でてくれる明智。
私と明智は、バレないようにこっそりバイトをしているし、その苦労をお互い経験しているがゆえに、分かり合える。
「…分かり合える人がいて、よかった」
明智「……俺とAは、また違うよ。俺のほうが、マシ…だろ」
そう言う明智の目は寂しそうで。
ギュッと二人で手を握った。
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rino(プロフ) - 見ます！明智くん大好きなので、これからも更新待ってます！ (2019年6月2日 22時) (
レス) id: 7ddea80588 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - rinoさん» ありがとうございます（ ; ; ）これからも見てくださると嬉しいです！！ (2019年6月2日 21時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - レモネードさん» はじめまして！明智くんかっこいいですよね（ ; ; ）私も大好きです！キュンキュンしていただけるように頑張ります！！ありがとうございます(^^) (2019年6月2日 21時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - 美紀さん» 俺スカいいですよね（ ; ; ）キンプリが好きでしたらぜひ私のもう一つの作品も見てみてください(^^) (2019年6月2日 21時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - あいりさん» ありがとうございます（ ; ; ）ピザの絵とロゴが入った服を着てるのが映ってましたよ(^^) (2019年6月2日 21時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：barumi
| 作成日時：2019年5月6日 22時
