一期一会 １０ ページ47
.
Aの優しい言葉に、俺たちは少し心が落ち着き、睨むわけではなく、岡山さんをジッと見つめた。
岡山「…怖い思いをさせて、本当に、申し訳ありませんでした。仕事をしていくうちに、どんどん(人1)さんの魅力にハマってしまって…」
″岡山「おつかれさまです」
「お疲れ様です、今日もありがとうございました！」
岡山「こちらこそありがとうございました！」
「岡山さんがいると、落ち着きますね！へへ笑」
岡山「…え、」″
岡山「最初はダメだ、ダメだと、ブレーキをかけていました。それに永瀬くんと付き合うことになって。余計に吹っ切ったはずが、全然で。仕事をするうちに、想いが増すばかりで…。」
海人と紫耀に押さえられている下で、震えた声でそう話し始めた岡山さん。
岡山「…好きで好きで。もう、どうしたらいいのかわからなくなって。永瀬くんと、上手くいけばいくほど、近くで見ていて、羨ましくて。悲しくて。自分が惨めに思えた。」
…岡山さんが、そんな思いをしていたなんて、これっぽっちも気づいていなかった。
ソファで俺がAを抱きしめていたり、イチャイチャしてたとき、全部、そういう思いで見てたんやって思うと、Aが自分も好きであるがゆえに、居た堪れない気持ちになった。
今まで、デビューする前から本当に仲良くしてくださったスタッフさん。
少し間違えてしまっただけで、根っからの悪い人ではないんだって、俺らは、知っている。
岡山「…ごめんなさい。ごめんなさ…い…」
紫耀と海人も俺と同じ気持ちになったのだろう。ゆっくりと岡山さんから退くと、そのまま腕を引っ張り、起き上がらせた。
すると、岡山さんはポロポロと涙を流し、ありがとう と言うと、Aと、そして俺らに、深々と頭を下げ、その日中に、辞表を持って、この仕事を辞めていった。
辞表には、１枚のメモ用紙が入っていた。
------------
King & Princeのみなさんへ
本当に楽しい日々をありがとうございました。
みなさんと過ごした日々は僕にとって
一生の宝物です。
これからもずっと、７人を応援しています。
本当に、ありがとう。
------------
マネージャーに渡されたそのメモ用紙を見て、みんな、何も言葉にすることができなかった。
ただ、メモ用紙をグッと握りしめて、そのメモ用紙に向けて深く頭を下げていたAがそこにはいた。
その日の夜の廉とのやりとりLINE
Instagram▷@barumi_dream
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3162人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
希光 - 紫耀くんと海人くん、本当にかっこよくて...3回ぐらい泣いちゃいました。凄くメンバー思いだなって、いい人すぎて... (2020年3月15日 13時) (
レス) id: 7122d12917 (このIDを非表示/違反報告)
Re-(^^)(プロフ) - 那須くんと絡み入れてほしいです！ (2019年10月13日 0時) (レス) id: ff2569188a (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - SixTONES大好きなので、絡みがあって嬉しいです！！ (2019年5月6日 17時) (レス) id: bd2c5a4b30 (このIDを非表示/違反報告)
あやぴ(プロフ) - 更新を楽しみにさせて頂いてます♪インスタの方もキュンキュンしながら読ませて頂いてます！これからも頑張ってください！毎日チェックしにきます笑 (2019年5月2日 1時) (レス) id: 159dcadd4e (このIDを非表示/違反報告)
ガオラー(プロフ) - 更新ありがとうございます(●´▽`●)これからも頑張ってください！応援してます！！！ (2019年5月1日 12時) (レス) id: 42ebf5317c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：barumi
| 作成日時：2019年2月21日 18時
