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しばらく廉を探していると、廊下の一角で壁にもたれてしゃがみこみ、携帯をいじっている人が見えた。
ふーっと一息ついて、その人物の元へ行く。
「…廉」
名前を呼ぶと、携帯をいじっていた手の動きを止めた。しかしまだ目は合わない。
永瀬「こればっかりは俺の機嫌、そんなすぐ治らんで」
「LINEの返信もしてこないしね」
永瀬「…当たり前やろ。怒ってんねんで」
「ごめんね」
永瀬「…謝って済むもんちゃうし」
なぜ謝ってるのかもよくよく考えてみるとよく分からないが、私は必死だった。
「でも今日のライブ、廉と楽しみたいから。このままモヤモヤしてライブって、楽しくない…」
永瀬「……」
「私、廉のこと好きやしさ、こんな気持ちのまま嫌やもん、ライブするの…」
永瀬「…え、なんて…？好き？」
初めて、目が合った。昨日とは違った、でもそれによく似た目の丸め方。
「私、メンバーみんなほんまに大好きやから。一人でも一日でも関係崩したくないねん」
永瀬「…あ、そういうことな」
廉は何か納得した様子で、また私から視線を外した。
永瀬「……せやなあ」
そう言って、ふー っと息を吐き立ち上がって携帯をズボンのポケットに入れる。そして私の頭にポンと手を置くと、小さな声で「俺も拗ねすぎたわ。行こ」と言って、私の手を引いて歩き始めた。
いつもの廉だった。
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べー(プロフ) - この話めっちゃ好きです！いつも更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2019年2月5日 22時) (
レス) id: aee9ba95e2 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - れんさん» ありがとうございます！色々な展開があると思いますがこれからもぜひ見てくださると嬉しいです(^^)よろしくお願い致します！ (2019年1月6日 0時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - 華さん» ホテルのシーンは私自身すごくイメージできたので集中して一気に作成しました笑 ありがとうございます！！（ ; ; ）これからも見てくださると嬉しいです！ (2019年1月6日 0時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - 0519namiさん» いつも読んでいただきありがとうございます…！！とても優しいお言葉嬉しいです（ ; ; ）これからも見てくださると嬉しいです！！ (2019年1月6日 0時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - L a L a .さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます（ ; ; ）廉くん贔屓で申し訳ありません…！これからも見てくださると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2019年1月6日 0時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：barumi
| 作成日時：2018年12月23日 15時
