<<番外編>> クリスマス ページ4
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クリスマスの日まで忙しいマサさんは仕事だから、夜、私は家で１人でジンジャーエールをグラスに注ぎ、飲む。
仕方ないけど、寂しい。
ふみちゃんに遊ぼうと誘われたけれど、なんだか仕事で頑張っているマサさんを差し置いて遊ぶのが嫌だったから、断った。
あーあ、眠くなってきた。寝てやろうかな。
１人で飾ったキラキラのクリスマスツリーを眺めながら、机に突っ伏す。
ブーー ブーー
無音の空間の中、携帯が鳴る。
マサさんからの着信だった。
慌てて応答ボタンを押し、耳に押し当てる。
「もしもし！！」
「…もしもし」
後ろで、ガヤガヤとスタッフさんたちの声が聞こえる。当たり前だけど、本当に今働いてるんだよなぁ…
「…A。なにしてた？」
「今ですか？なーんもしてないですよ。ツリー眺めてました(笑)」
「そっかぁー。…ごめんね、」
「なんで謝るんですか！」
「クリスマス、一緒に過ごしたかった」
「……それはそうですけど…仕事は有難いことですよ。」
「…うん」
次第に、スタッフさんたちの声が聞こえなくなって行く。きっと、誰もいないところへ移動してくれてるんだろう。
「…A」
耳から大好きな愛しい、少し高めの声が聞こえてくる。
「……メリークリスマス」
「……ふふ、メリークリスマス」
「…ポスト、見てね、じゃあね」
プツッと音と共に、それだけを残して切ったマサさん。
え？と思いながらも慌ててポストを覗きに行くと、メッセージカード付きのプレゼントが入っていた。
いつの間に…
慌ててプレゼントを持って部屋に戻り、メッセージカードを見る。
そしてそのまま溢れる涙を抑えきれず、プレゼントの中を見て、更に涙を流しながら、身につけた。
涙で熱くなった顔を冷まそうとベランダへ出て、空を見上げる。
「…あーもう……かっこよすぎる」
この呟いた声が、風に乗って彼の元へ届けばいいのに。
キラキラ光るクリスマスツリーの光に照らされた私の首元のハート型のネックレスは、光り輝いた。
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Aへ
メリークリスマス。
……最大の愛を込めて。
窪田正孝サンタより
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Iim - 271話のやつって、高橋優の「君の背景」をモチーフにしたんですか？めっちゃいいですね！ (2017年8月23日 10時) (
レス) id: c5b8f07df5 (このIDを非表示/違反報告)
腰痛ポテト - 初めまして！いつもキュンキュンしたり号泣しながら見させてもらってます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2017年3月9日 17時) (レス) id: 26b8ab3de5 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - すごいタイムリーに見にこれました！菅田くんの優しさがしみますねぇ〜…窪田くんがきになるぅ！ (2017年3月6日 22時) (レス) id: c634458e8c (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - 久々の更新嬉しいです！そしておかえりなさい！菅田くんはこーなった理由をしってるのかな？って感じでドキドキ！続き楽しみにしてます！ (2017年3月4日 22時) (レス) id: c634458e8c (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 更新を心よりお待ちしております！ (2017年3月4日 1時) (レス) id: 7eeabc0546 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：barumi
| 作成日時：2016年12月24日 20時
