253. ページ14
.
残り３０分で、アイス！？驚きながらも言われるがままに着いて行き、コンビニでアイスを購入。私は喉を通らなさそうなので、やめた。
マサさんは２つ買っていた。
そして、コンビニから出てすぐに袋を開けて、シャリッといい音をさせながら口にし、満足そうなマサさん。
そして、一緒に歩いていると、いきなりマサさんが手を引いて、スタジオに向かうまでにある細い暗い道に引っ張られた。
「…え？」
「スタジオだったら、やっぱり周りの人もいるし２人の時間取れないでしょ？…ここだったら、誰にもバレない。」
冬だから、８時過ぎの夜はかなり暗く、それに加えてこの細道は電灯もないため、確かに誰にもバレないと思う。
「…いや、俺も生、結構緊張してきてるんだよ？あれか、Aの緊張映ったからか！(笑)」
「…え、ごめんなさい！」
「いやいや…」
笑いながら、シャリっとまたアイスをかぶる。細い道だから自然と体が密着してしまうため、心臓がドキドキして止まらない。
「あと何分だ……わー、５分くらいしたら戻らなきゃだめだな…」
腕時計を見ているその仕草でさえもかっこいいと思ってしまう私は、どこまで惚れ込んでいるのだろうか。
自分でも呆れる。
「…はい。アイス。一口、かじる？」
「いや、いやいや。大丈夫ですよ」
「かじって？」
かじって って何だ…と思いつつ、ずっと口元にアイスを持ってくるため、仕方なく口を開いて一口噛んだ。
「…これで、同じものが体の中に入った。なんか頑張れそう」
「……何ですか、それ(笑)」
本当に時々訳わからない発言をするマサさん。だけど、そんなところも大好きだ。
そして最後の一口をパクッと口の中にいれたあと、いきなり私を包み込み、抱きしめる。
「あーー頑張るぞーー！！っしゃあ！」
「え」
いつもよりテンションが高くて、ふざけた声を出している。どうしたんだろう、このテンション。
あー…そっか。
いま完全に亮太モードに入ってるからだ。
亮太はかなりストレートでラブラブなこともするし、テンション高いし。今、マサさん自身もそうなってしまってるんだろう。
１人で なるほどね と納得したあとは、そのまま黙ってしばらく抱きしめられたあと、また２人でスタジオへ戻った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 737人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Iim - 271話のやつって、高橋優の「君の背景」をモチーフにしたんですか？めっちゃいいですね！ (2017年8月23日 10時) (
レス) id: c5b8f07df5 (このIDを非表示/違反報告)
腰痛ポテト - 初めまして！いつもキュンキュンしたり号泣しながら見させてもらってます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2017年3月9日 17時) (レス) id: 26b8ab3de5 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - すごいタイムリーに見にこれました！菅田くんの優しさがしみますねぇ〜…窪田くんがきになるぅ！ (2017年3月6日 22時) (レス) id: c634458e8c (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - 久々の更新嬉しいです！そしておかえりなさい！菅田くんはこーなった理由をしってるのかな？って感じでドキドキ！続き楽しみにしてます！ (2017年3月4日 22時) (レス) id: c634458e8c (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 更新を心よりお待ちしております！ (2017年3月4日 1時) (レス) id: 7eeabc0546 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：barumi
| 作成日時：2016年12月24日 20時
