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あるとき、チャイムが鳴ってもAが教室にこなかった。
授業が始まってる途中、やっと入ってくる。
先生「おい、チャイム鳴ってるぞ」
「すいません…」
そう言うAの足元には、靴がなかった。
Aは零を狙う女から子供じみた嫌がらせを受けていた。
やはり、これは間違いではない。
これはAのことを知れるいいチャンスかもしれない。
牧生「…靴どうしたの」
「…捨てたの、サイズ合ってなかったから」
零は、眉間にしわを寄せ、怒った様子だ。
僕はそっと教室を見渡してみる。
そこにいたのは、くすくすと笑っている女たち。
こういう時に人間はそういう本質が出てくるものだ。
Aは彼女たちの嫌がらせにどう対処するんだろう。
Aの性格を、もっともっと知りたくて、あえて助けないことにした。
Aの性格を、深く知れるのではないかと考えただけで鼓動が舞い踊る。
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休み時間になって、Aは素早く席を立ってどこかへ行ってしまった。
零は俺に聞いてくる。
零「牧生、お前なんか知ってるか？」
…知ってるよ。
君よりAのことを見てる自信あるもん。
ただ、君にだけは教えたくない。
牧生「無責任な憶測じゃ言えないよ」
零「ちっ…」
舌打ちをして彼女を追いかけて出て行く零の姿を僕はぼんやりと眺めた。
どうして彼女に執着するんだろう。
彼女は、僕が一番愛しているのに。
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林檎 - おもしろいです！窪田くん大好き！！(笑) (2016年12月19日 16時) (
レス) id: 83c885c550 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - まさなつさん» ありがとうございます！励みになります(;_;) 頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(^^) (2016年6月9日 22時) (レス) id: a51fd46bb9 (このIDを非表示/違反報告)
まさなつ(プロフ) - 毎回barumiさんの作品を楽しみに読ませてもらってます！これからも頑張ってくださいね！ (2016年5月25日 18時) (レス) id: 1e5c4cc75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞barumi∞
| 作成日時：2016年5月25日 18時
