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帰り道、わざと桜田と２人きりで並んで歩く。
牧生「悪いことは言わない。
もうAのこと、諦めたほうがいい」
桜田「……なんでだよ」
牧生「……君が死にでもしない限り、Aの気持ちは取り戻せないよ」
君が、死にでもしない限りー.
人間が今世紀までどんな歴史を歩んできたか知ってるかい？
人間の歴史なんてほとんど殺戮の繰り返しだよ。
ほんの１００年前まで、人間は自分の欲望と思想のために平気で人を殺してきた。
人権だの博愛だの、そんなものにベタベタにコーティングされて。
おかげで人間本来の姿が歪んで評価されるようになったんだ。
桜田は僕の言葉を間に受けて、Aを純粋に愛しているがゆえに、トラックが走ってきている道路に飛び込んだ。
いいぞ。
順調だ。
少し離れたところから、その様子を眺めている僕の顔は、いまどんな表情をしているのだろうか。
キキキキキキーー
ブレーキ音が聞こえる。
トラックが通り過ぎ、次に見えた景色ー.
それは、
Aが桜田を追いかけて助けた瞬間だった。
そして、気づいた。
やっぱり、桜田ではAを変えるのは無理なんだということに。
…樫野零を動かすしかないか。
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林檎 - おもしろいです！窪田くん大好き！！(笑) (2016年12月19日 16時) (
レス) id: 83c885c550 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - まさなつさん» ありがとうございます！励みになります(;_;) 頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(^^) (2016年6月9日 22時) (レス) id: a51fd46bb9 (このIDを非表示/違反報告)
まさなつ(プロフ) - 毎回barumiさんの作品を楽しみに読ませてもらってます！これからも頑張ってくださいね！ (2016年5月25日 18時) (レス) id: 1e5c4cc75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞barumi∞
| 作成日時：2016年5月25日 18時
