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Aは今日、このまま帰ると言いだした。
門の出口まで一緒に送る。
牧生「ありがとうね、A」
「…ううん、盗作なんて、許せない。何か言われたらまた私が言うから…。
牧生くんは堂々と胸を張ってればいいよ。」
そう声を震わせ、また涙を流すAが、あまりにも美しく、僕はその細くて白い腕を無意識に掴み、自分の方へと引き寄せていた。
僕のために流してくれる涙は、何よりも儚く、美しい。
牧生「…うん、本当にありがと。」
そう言って親指でAの目から溢れる涙を拭き取った。
牧生「…気をつけて帰ってね」
そう言うと、うん と頷いて軽く僕を抱きしめ返すと、Aは帰って行った。
やっぱり君は…美しい。
零がいなければ……君は完璧だ。
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彼女が帰った後、すれ違いで零がやってきた。
零「あれ…もう、帰った？」
牧生「うん、いま帰ったよ」
零「…そうか」
牧生「零。Aに関わるの、もうやめてくれないかな。
零と付き合うには、彼女は繊細すぎる。」
君と一緒にいると、彼女がダメになるんだ。
零「…お前、Aのこと好きなの？」
僕は思わず吹き出しそうになった。
だってそうだろ？
君のようなただの恋愛風感情なんて、今の僕には持ち合わせていないんだから。
好き、なんて言葉……。
もう僕は、そんな言葉さえも越していた。
A、君は僕の理想なんだよ。
喉まで出かかった言葉を僕は飲み込んだ。
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林檎 - おもしろいです！窪田くん大好き！！(笑) (2016年12月19日 16時) (
レス) id: 83c885c550 (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - まさなつさん» ありがとうございます！励みになります(;_;) 頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(^^) (2016年6月9日 22時) (レス) id: a51fd46bb9 (このIDを非表示/違反報告)
まさなつ(プロフ) - 毎回barumiさんの作品を楽しみに読ませてもらってます！これからも頑張ってくださいね！ (2016年5月25日 18時) (レス) id: 1e5c4cc75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞barumi∞
| 作成日時：2016年5月25日 18時
