アイドル × 一般人 ★sho.hirano (ページ35)

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いつものように仕事をしてると、

お店に紫耀くんがやってきた。

「この間はごめんなあ」

『いいって！誤解も解けたみたいだし。

さ、今日も個室使って』

紫耀くん席に着くなり

「なぁ、仕事終わりちょっとええ？」

と言うので、仕事が終わるまで紫耀くんには時間を潰してもらった。

店を出ると、紫耀くんの後ろ姿。

『しょーおーくん。お待たせ！』

「あんまり待たへんかったよ～。」

『そ？ならよかった。』

いつものように私の家に帰る。

と、思ったら違う道を曲がる紫耀くん。

『帰らないの？どこ行くの？』

「んー。

俺ん家。」

と同時に、着いたであろう目の前にある家のドアを開け始めた紫耀くん。

『えっ！紫耀くんのおうち！？』

「おん。外で話してて誰かに見つかるのも嫌やし。あがって？」

玄関からかなり綺麗にしているのがわかる。

中に入ると、紫耀くんのバニラの香りが広がった。

『お邪魔します… 緊張する… 』

着ていたものをハンガーにかけ、薄着になる紫耀くん。

「そのソファに座っておいてー」

と言って、飲み物とぬれおかきを持ってきてくれた。

『ほんとにぬれおかき好きなんだね。笑』

「おん！めっちゃ好きやで。

Aにもこの美味しさ教えたろ思てw 」

『まさかその為に家に入れてくれたの！？笑』

「そやけど、あかんかった？笑」

と言って、ソファの隣に腰掛ける紫耀くん。

部屋はすごい綺麗に整頓されていて、黒と白で統一された紫耀くんらしい部屋だ。

部屋の片隅には、プライベート写真やレッスン着でよく見かける洋服がかけられている。

「部屋、気になる？笑」

『う、うん。まさか紫耀くんのお家にお邪魔することになるなんて思ってなかったし… 』

「完全なプライベートやからな。笑」

私がキョロキョロしている間にも、ぬれおかきうまーーー！と言って騒いでいる紫耀くん。

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