33. shoside ページ34
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後日楽屋にて＿＿＿
廉に会うなり、気まずい空気になる。
「 なあ、廉。 」
「 なんやねん。 」
イスに座りながらめんどくさそうな表情をしている。
「 Aから事情聞いた。
勝手に怒ってA連れ去ったんは、ほんまごめん。
でも…
なんで廉は手をずっと握ってたん。
他の方法でもAを安心させること出来たんちゃうん。 」
そう言うと、廉は立ち上がって俺の目の前に来た。
「 紫耀、Aちゃんのこと好き？ 」
ちゃんと考えたことが無かった。
Aはアイドルの俺のファンであって、
俺もAに興味があって…
Aを前にするといつも変な行動してまうし。
でも、アイドルとファンっていう関係やし…
「 え… と。
た、ぶん… 」
「 俺は好きや。 」
俺の目を真っ直ぐ見て言われる。
さらに俺の胸ぐらを掴んで
「 中途半端な気持ちなら、今すぐAちゃんのそばから離れた方がええ。
Aちゃんが傷つくだけや。
なんなら、俺が貰う。 」
そういって、楽屋をでる廉。
好き…
なあ、ほんまに俺はAを好きになってええんかな。
廉には、絶対渡したくない…。
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作者名：りー
| 作成日時：2015年9月12日 21時
