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サマステ 特別公演 千秋楽 当日＿＿＿
加奈の予想通り、アリーナ最前列。
いつもだったら、紫耀くんを近くで見れるって喜んでいるところだ。
今回は状況が違う。
周りに聞こえないように加奈に耳打ちする。
『 実は、紫耀くんに最前列って伝えてない。 』
「 は！？ まじか！
絶対驚くでしょwww 」
『 なにかしらアクション起こすって言われたけど…。 』
「 お願いします、平野様。神宮寺を目の前に連れてきて下さい…！！！！ 」
『 一応、加奈が神宮寺大好きって伝えたから、なんかやってくれるかもね。笑 』
始まる直前まで、悶々と神頼み
いや
平野頼みをしている加奈。
しばらくして、暗転する。
キャーーーーーーーーーー！！！！！
という歓声と共に、キンプリが現れる。
最初の曲はメンバー全員中々真下を見ることが無く気づかれなかった。
全員が自由に動こうと次の曲へ移った時だった。
ステージのど真ん中で、変なポーズをしている紫耀くん。
視線はもちろん私達。
「 びっくりしたぁ… 」
と口パクで言っているのがわかった。
どうやら驚きすぎて変なポーズを固まってしまったようだ。笑
それを見ていた廉くんも、私達を発見した様子。
笑いながら、紫耀くんをバシッと叩いている。
隣にいる加奈は
「 平野アホだなー。笑 」
って笑っている。
その後は順調にライブをこなしていき、
終盤に差し掛かる。
前に行った公演では、聞いたことの無かった音。
かっこいい照明に照らされて出てきたキンプリメンバー。
「 新曲 Bounce To Night 」
今までに無かったようなダンスチューンで、
かなりかっこいい。
特にダンスの上手い、 海ちゃんに紫耀くんはかなり目立つ。
じーーーっと紫耀くんを見つめる。
曲の終盤のサビに差し掛かったとき、
着ていたシャツをバッと脱ぐキンプリ。
と、同時に会場が割れんばかりの歓声。
『 きゃっ… /// 』
紫耀くんを凝視していた私は目のやり場に困る。
アワアワしながら紫耀くんを見ていると、
歌の途中で、紫耀くんと目が合った。
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作者名：りー
| 作成日時：2015年9月12日 21時
