19. ページ19
.
ガラガラのせいか、電車に入るなり、私たち2人の存在に気づく紫耀くん。
サングラス越しに笑顔になった紫耀くんが、
私達に近づいてくる。
「 え、なに、何が起きてるの。 」
と軽くパニックになっている加奈。
「 久しぶりやな！ Aちゃん。 」
『 紫耀くん… 』
「 どうしたん？ボーッとして。笑 」
『 傘… 』
「 あぁ！ ほんまは連絡して会おう思っててんけど、最近忙しくてよお会われへんかな思って、毎日、持っててん。
こーやって会えるかもしれへん、思ってな！ 」
ありがとうな！
って返された私の傘。
「 どこまでいくん？ 」
『 新木場駅です。 』
「 お、俺も一緒や！！ 一緒に帰ろかー。 」
『 えっ、いいんですか？ 』
「 おん！えーよ！ 俺今1人やし。
それに、連絡先交換した仲やん？ 笑
Aちゃん、中々連絡してくれへんけど。笑 」
『 いや！ なんか、それは、その… 』
と、2人で話していると、パニックになっている加奈がそーっと会話に入ってきた。
「 お二人さん、すみません。
事情がわからないんですけど… 」
紫耀くんが加奈を見る。
「 あ…。Aちゃんといつもライブ一緒に来てくれる子…ですよね？ 」
『 私の親友の 加奈 です！ 』
「 初めまして。加奈です… 」
すると、紫耀くんはかけていたサングラスを取った。
「 はじめまして！ 平野紫耀です！ (ニコッ 」
「 ぐはあっ！！！！まぶしい！！！！ 」
といって倒れ込む加奈。
「 Aちゃん、面白い友達さんやね。笑 」
『 あはは…。苦笑 』
冷静になってきた加奈に全てを話す。
「 だから、最近様子が変だったわけか。笑 」
『 うん…、ごめん？ 体調悪いとか嘘ついて。 』
「 いーの。 A、今最高に幸せそうだもん！ 」
『 ありがとう、加奈ー(泣) 』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1019人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りー
| 作成日時：2015年9月12日 21時
