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今日は加奈とご飯に来ている。
自分から連絡するのも気が引けて、気がつけば紫耀くんと連絡先を交換してから一ヶ月が経とうとしている。
紫耀くんと、私の秘密。
親友の加奈にすら、このことを話せないでいた。
ボーッとしていると、加奈に話しかけられた。
「 最近どーしたのー。 紫耀くん不足？ 」
『 そーゆーわけじゃな……
いや、案外そうかも。笑 』
「 そりゃそうだよね。自担にあんな風に耳元で囁かれたらねぇ。笑 」
『 囁かれたわけじゃないよー。笑 』
「 それはさておき、
そんなAに朗報ですっ！！ 」
机を軽くバンッと叩いて、
携帯の画面を見せてくる加奈。
「 ガムシャラ 特別公演千秋楽、譲ってもらっちゃいましたあ〜♥︎ 」
『 え！？ ほんとに！？ 』
「 し・か・も！！！！！
確実にアリーナ最前列！！！！！！！」
『 わーーーーい！加奈大好き！愛してる！！ 』
と言って、
ぎゅーっと抱きしめ合う2人。
それと同時に頭によぎる紫耀くんの顔。
紫耀くんが私を見つけたら、
どういう反応をするのだろうか…。
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作者名：りー
| 作成日時：2015年9月12日 21時
