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紫「 お待たせー！ 」
と言ってソファーの隣にボスッと座る。
お皿に乗せて持ってきてくれたのは可愛らしいショートケーキ。
「 ありが、 」
ありがとう と言ってケーキを貰おうとしたが、何故か取れない様に後ろに引っ込めてしまった。
紫「 ここなら、誰も見てないで？ 」
そう言って、再び手を差し出す紫耀。
見てないのは確かにそうなんだけど、でも…。
何を考えているのかはわからないが、その手を取ってしまいたい気持ちが私の中にあるのは確か。
紫「 あかん…？ 」
その言葉に負けたように、ゆっくりと手を差し出す。
手が触れる…
その瞬間、力強く紫耀の方に引き寄せられ目の前が真っ暗になった。
あの日と同じ様に抱きしめられてる。
その力強さや伝わってくる感情が全く一緒て、もしかしたらあの女の人と何かあったのかもしれないと察したが、それはすぐ確信へと変わった。
紫「 なぁ、A… 俺を癒して？ 」
そう耳元で囁かれる。
少し離れ、ようやく紫耀と目が合う。
その目には驚くほど光が無かった。
紫耀の裏側を見てしまったような気がして動けずにいると、優しく押し倒されいつの間にか視界の先が天井になっていた。
馬乗りになり身動きが取れない。
初体験では無いから紫耀がこれから何をしようとしてるかくらいは分かる。
光の無い目で私を見つめ、
顔をだんだん近づけてくる。
「 紫っ…ん…」
優しくキスをされ、再び離れる。
紫耀の顔がまた変わり、もう一度顔を近づけてくる。
きっと、このキスをしたらもう戻れなくなる。
「 紫耀やめて…？ 」
私の声にハッとしたように、目の色を取り戻した紫耀。
紫「 …何、やってんねんな…。 」
そう言って私の手を引き、起き上がらせてくれた。
紫「 昨日…、 また泣きながら電話来たん。 」
会いに、行っちゃったんだね。
紫「 引かんといてな？ 」
紫「 何があったんって聞いたら、 紫耀の身体じゃないとダメ。そう言われた。 」
「 うん… 」
紫「 俺、手出してしまったんよ…。 」
受け入れたく無い現実に、頷いて返事をするしか無い。
紫「 けど、
紫耀とのは愛を感じない って。 」
紫「 旦那の良さに気づいたって言われて、終わり。 馬鹿だよな俺…。」
そう言って紫耀が力無く笑った。
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りー(プロフ) - ととろさん» ありがとうございます(;_;)私も岸君には平野君から奪う勢いで頑張って貰いたいと思ってます！笑 亀更新ですがお付き合い下さい(^_^*) (2016年11月28日 2時) (
レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
ととろ(プロフ) - 一番好きな作品です！平野くんとくっついてほしいのですが岸くんももっと頑張れ！とゆう気持ちでみています笑これからも更新頑張ってください！ (2016年11月27日 20時) (レス) id: ceb33ecd27 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - はるひさん» ありがとうございます！きゅんきゅん出来ましたか？まだまだ平野君との絡みシーンが少ない気がしてますので、今後期待して待っていて下さい(*^^*) (2016年11月23日 0時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
はるひ - このお話面白いしきゅんきゅんしました！次の更新も楽しみにしてます(*´ч ` *) (2016年11月21日 15時) (レス) id: c2bed1d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - わさおさん» 初コメントありがとうございます！ 読者様の声が気になっていた所なのでとても嬉しいです。亀更新ですが今後ともお付き合い下さい(●´ω｀●) (2016年11月14日 1時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りー
| 作成日時：2016年10月24日 1時
