ギルティーラブ ◯hirano.sho

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学科の違う奈津子とは別れ、貰った名簿を開く。


探しているのはもちろん




「ショー … ？ 翔？ 将？ 何人もいんじゃん！！しかも違う学部だし… 。」




”ショー君”とは見た感じ別の学部だし、きっとこのまま関わらずに卒業とか全然あるよなあ。



そう簡単に人生華やかにならないよね。




なんて諦めモードで、自分の学科の集まりに向かう。






扉には分かり易いように紙で学科名を書いてくれてある。


ゆっくりと扉を開くと、6:4くらいで男が多い。
これから仲良くやっていけるだろうかと不安になりながらも自分の名前の張り紙を見つけ、椅子に腰を掛ける。






横に目をやると、見覚えのある顔。



「 あれ…もしかして金内君？ 」


金内君とは小学校が一緒でよく遊ぶ仲だったけれど、家庭の都合で大阪へ引っ越してしまった。


金「 えっ、A…？ まじ？ 」


「 まじ、まじ！久しぶり…笑 」


金「 綺麗になりすぎてて、一瞬誰かわからんかった…笑 」


「 や、金内君こそ、 」


金 「 金内君て、他人みたいやな笑 柊真でええよ、あの頃みたいに。」


「 じゃぁ、柊真？ 」


柊「 おん、またよろしくな！A！ 」






柊真と話していたおかげで不安や孤独感が無くなった。


時計を見ると、そろそろ開始時間になろうとしていた。







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