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すぐにピザが届き、ジュースで乾杯をする。



柊真が勝手にテレビを付ける。
丁度紫耀君の先輩になる山PがCMに出ていた。
それに反応して「 あ 」 と呟き、一人はにかんでいた。
それに気づいたのは私だけで、その笑顔を独占したような気持ちになり心がウズウズした。


柊「…間に合った。」


奈「 何見るの? 」


柊「 ドラえもん。 悪いか。 」


奈「 え!ウケる!笑 急いでドラえもん!?」




CMが終わるなりまたピザを食べ進める紫耀君。
そういえばLINE聞こうと思ってたんだった。




「 紫耀君。 」


紫「 ん? 」


「 電話番号、ありがとう。 」


紫「 あ!一回電話掛けてくれへん? 教えたは良いものの、俺、知らんやんってさっき思ってん。笑 」




言われるがまま電話をかける。
ワンギリでもいいかなーなんて思ったけど、なんとなく続ける。



目の前にいる紫耀君は携帯を取り出し、通話ボタンを押して耳に当てた。



紫『 もしもーし。笑 Aちゃんですか?』


いたずらそうにケラケラと笑う。


紫『 あれ? 返事ないな。 誰ですかー? 』


『 あ、えと…Aです。 紫耀君ですか? 』


紫『 違います。 』


え? と笑いかけると、またフワッとはにかむ紫耀君。





紫『 紫耀君やないです。




” 紫耀 ” です。 』





ちゃんと説明されなくてもわかる。
また一歩近づけたようで嬉しくて気持ちが舞い上がる。



『 紫耀。


じゃぁ私も人間違いでした。 』


紫『 でした? 笑 』


『 Aちゃんじゃなくて、A。



って…言います…。 笑 』



途中から何言ってるんだろうって恥ずかしくなり、顔を赤らめる。


そんな私を見て、紫耀君もつられるように顔赤らめた。


紫『 これからは紫耀って呼ぶんやで? 』


『 紫耀こそ。ちゃん付け禁止ね? 』


紫『 じゃぁ…切るな? Aが切って?』


『 え、私が切るの? 』


紫『 んー。じゃぁせーので切…
柊「 お前らいつまで二人だけの世界で茶番やっとんねん。 」



紫「 柊真!今ええとこやったよ!? 今!!カップルみたいやったやんな!? 」




必死に同意を求めてくる紫耀。
ウン、ウン。と私も必死に頷くが、ドキドキしていたのも束の間。
”カップルみたいやった”って言葉が、所詮遊びなんだと痛感させられた。




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設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉 , 岸優太
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りー(プロフ) - ととろさん» ありがとうございます(;_;)私も岸君には平野君から奪う勢いで頑張って貰いたいと思ってます!笑 亀更新ですがお付き合い下さい(^_^*) (2016年11月28日 2時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
ととろ(プロフ) - 一番好きな作品です!平野くんとくっついてほしいのですが岸くんももっと頑張れ!とゆう気持ちでみています笑これからも更新頑張ってください! (2016年11月27日 20時) (レス) id: ceb33ecd27 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - はるひさん» ありがとうございます!きゅんきゅん出来ましたか?まだまだ平野君との絡みシーンが少ない気がしてますので、今後期待して待っていて下さい(*^^*) (2016年11月23日 0時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
はるひ - このお話面白いしきゅんきゅんしました!次の更新も楽しみにしてます(*´ч ` *) (2016年11月21日 15時) (レス) id: c2bed1d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - わさおさん» 初コメントありがとうございます! 読者様の声が気になっていた所なのでとても嬉しいです。亀更新ですが今後ともお付き合い下さい(●´ω`●) (2016年11月14日 1時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りー | 作成日時:2016年10月24日 1時

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