ギルティーラブ ◯hirano.sho

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「 勝ち…だよ？ 」





岸「 Aちゃん、紫耀の事見過ぎなんだよ。笑 」






岸「 本当に紫耀の事好きなんだな。しかも、俺はその紫耀で落ち込んでるAちゃんの側にいる事しか出来なかった。



あんなんで、俺の勝ちなんて…




男のプライドが許さねえからさ。 」





「 岸君、 」




岸「 決してお前らの為じゃねえよ！？


俺の為に、



俺を負けにしてくれ… 」





「 わかった、… 」




岸「 この後すぐ紫耀に電話すんだぞ！？ わかったな？ じゃぁな！ 」






電話が切られてしまい、残る機械音。



途中、声が震えていたような気がした。




岸君が私の背中を押してくれたんだ、その思い
無駄はしない。








「 もしもし、紫耀？ 」






紫「 …ふふ、待っとったよ。 」




岸君とは打って変わって分かってたかのように余裕そうな紫耀。






「 岸君の、勝ち 」






紫「 … は！？？ 」



「 だった…。 」




紫耀に岸君に負けにしてくれと言われた事を話した。



紫「 岸君らしいな、 」



「 岸君の為のゲームだったのにね。 」




紫「 せや…ってことはさ、俺の勝ちなんやな？ 」




「 うん！そいうことだね。 」




紫「 岸君にA取られなかっただけで一安心やねんけど。笑 」




ドキッとする事を簡単に言ってしまう。




紫「 ちゃんと、プラン考えてくるから



俺とデートしてくれますか？ 」





「 喜んで…！ 」






こうして、また後日2人で遊ぶ事が決まった。






岸君に「ありがとう」とLINEすると、


「 今回だけだからな！笑」と返って来た。









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