君と会えたこの奇跡に 5 (ページ17)

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『うっ。』

丸「ん〜。さすがクレちゃんの薬やからよう効いてるみたいやけど、まだもうちょっとあかんな？」

ガーゼ外して見てみたけど、綺麗になってるところと傷が残ってるところがあって。薬塗ってあげたら、まだちょっと痛そうやし。

『すぐ、すぐに治る。』ポリポリ

丸「あ！クレちゃん！あかん！掻いたらあかん！せっかく良くなってきてるのに！」

『、、、。痒い。』

丸「あかんの！」

『、、、。あ！丸山！あれ、あれは何じゃ？』ポリポリ

丸「ん？どれ？俺ん家まだ何か珍しい物あった？」キョロキョロ「あ！掻いたらあかんて！もう！」

クレちゃんが大きい声出して指さすからそっち見たけど、特に珍しい物なんか無くて。

もう一回クレちゃん見たらめっちゃ火傷の跡掻いてるし。

『う。あ、あのような所に何やら美女が、』ポリポリ

丸「え？どこ？テレビ？」パッ「ん？あ！だから！クレちゃん！パトラ！！」

ビクッ『、、、すみませぬ。泣。』

丸「あ、あ、ごめん！いきなり大きい声出してごめん。いや、けどほんまに掻いたら。

な？クレちゃんの大事な身体に跡が残ってしもたら。今我慢したら絶対綺麗になるから。

な？ほら。ガーゼ貼って。ん。大丈夫。すぐ良くなる。もうちょっと。」ポンポン

『、、、。ん。』

はぁ。めっちゃクレちゃん凹んでる。

初めてめっちゃ他人行儀な話し方されたし。

あと3日しか無いのに、気まずいままなんかイヤやで？