半分こ 6 (ページ7)

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す「お前、もしかして又、、、。」

『はぁ。すばるには何でも分かってしまうな。私も目覚ましてからな？』

す「何で？何でや？こうちゃんには？」

『まだ言うてへん。後から診てもらう。』

す「おん、けど早う、」

『すばる、、、お願い！隆平には言わんといて？お願い！お願いやから、、、。』

す「何でや？又お前、隠してたら、」

『、、、。』

す「ああもう！分かった。とりあえずこうちゃんに言えよ？一時的なもんかもしれへんし。
手ぇもどうも無かったんや！どもないわ！」

『うん。ありがとう。』

そう言って、目を閉じてしまいよった。

時間はまだ残ってたけど、看護師さんにガウンとマスクを返して、病院を出た。

すぐにスマホを取り出したけど、何も操作しないままポケットに片付けた。

広くどこまでも続く空を見上げながら、頬を伝う涙に初めて気がついた。