半分こ 6 (ページ41)

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『隆平！』

丸「あ、ごめん、ごめん！愛もおいで？足元気をつけてな？』

す「ほれ。お前はこんな時まで、ほんまに。」スッ

『ありがとう。』

角隠しの白無垢に着替えて、集まってくれた皆と喋ってたら、いつの間にかすばると信ちゃんもおらんようになってて。

隆平はきっとここやろうなぁと思って来てみたら、皆揃ってた。

隆平に呼ばれたけど、着慣れへん着物で動いてたら、すばるが手を引いてくれた。

信「よし。ほなお前らそこ並べ！俺が渾身の一枚撮ったる！」

信ちゃんにそう言われて、隆平と向日葵畑をバックに和装の写真を撮ってもらった。

隆平はチャペルでの式を考えてくれてたみたいやけど、私が無理言って神前にしてもらった。

理由？

それは単に私が、隆平の和装を見たかったから。

って言うたら、すばると信ちゃんには苦笑いされたな。

でもまさか、その一言で、こんな綺麗な向日葵畑のある神社を探してくれるなんて。

丸「はい！次はすばる君と信ちゃん！並んでぇ！」

そう言って、真ん中に私を挟んで、3人で写真を撮ってくれた。