半分こ 6 (ページ32)

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章大君が施してくれたネイルは、橙、赤、青、緑、紫、黄、黒のマニキュア。

全て薄い色合いながらとても綺麗だった。

外せるよと教えてくれたネイルチップは、全て少しずつ柄の異なる向日葵の柄だった。最後の1本の指には、

章「これで全員揃った～！いつでも俺らが、ひまわりの側にいるよって事やで？」

そう言って、7色の虹を描いてくれた。

『うっ、ううっ。ありがとう。めっちゃ綺麗。可愛い。私、今まで仕事で、こんなん出来んかったから、』グスッ

章「ああ！丸！泣かしたらあかんやんかぁ！もうっ！渋やんと信ちゃんに言うでぇ！」

よしよしポンポン

丸「ええっ？僕？何でよぉ～。」

『ふふ。』

章「よしっ！完成～！さ、あとは丸。あれな？」

あれ？まだ何かあるの？もう充分やで？そう思っていると、

丸「うん。愛？ここに名前書いて？」

そう言って、1枚の紙を渡された。