元カレと友達 16 (ページ43)

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倉「はい。分かった。うん。今日、施設長さんから話聞いた。」

『う。』

倉「うん。仕事したいな？色々気になるな？」

『うん。だから、』

倉「愛ちゃん？ちょっと落ち着こう？な？まずは深呼吸。出来る？」

『う。はい。』スーハー

倉「うん。施設長さんもな？もちろん俺らも、早く元気になって復活してほしいと思ってる。

それは当たり前や。けどな？今無理したら、せっかく退院出来たのに又入院しなあかんようになるで？

おたふく風邪はある程度時間かかるけど、しっかり治るはず。

足も毎日リハビリしてるやろ？背中かて、毎日丸が処置してくれてる。

すぐは無理でも、せめておたふく風邪と足が治ったら外出は出来る。

その少しの時間くらい我慢出来ひんくらい、愛ちゃんはワガママなん？」

『う。けど！』

倉「けど何？」

『皆しっかり現場やら事務所行って働いてる！

私は家でゆっくりしてるだけで、敬老週間用のお菓子作るだけて！そんなん私なんて！』

倉「あははは！拗ねてるんか？

お菓子作るだけの何があかんの？

それも愛ちゃんに与えられた立派な仕事やろ？

俺らには出来ひん。

悪いけど、今愛ちゃんが施設なり病院なり行ってしもたら、おたふく風邪してない人は簡単に感染するよ？

めっちゃしんどいのが広まってしまう。今は療養期間中。治すことも仕事。違う？」

『うぅ。ごめん。』