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こんな時に何も出来ひんて。隆平も他の看護師さんやお医者さんも必死に動いてはるのに。そう思って、
『大丈夫ですか?少し動けますか?あそこの椅子に、』
近くに立ってはった工事現場で怪我したであろう人を、椅子に座ってもらおうかと誘導しかけたら、
丸「素人が勝手なことするな!その人はまだ指示待ち!ドクターが立っててもらうように、そこにいてもらうように言うたんや!」
『、、、。すいません。』
倉「、、、。あ、愛ちゃん?あ、相田さん?ここは専門の人に任せよ?丸!俺らに出来ること!」
丸「大倉は移動介助!相田さんは物品補充手伝ってあげて!」
倉「おう。」
『、、、。はい。』
丸 チラッ 「悪いけど、これくらいで凹んでるなら自分の部署に戻ってて?今必要なんは動いてくれる人材やねん。いちいち構ってられへんから。」
『、、、。』
倉「丸!」
丸「何や?あ!あの人バイタルは?うん。じゃあ病棟に、」 バタバタ
『忠義君。あ、大倉さん。ごめんなさい。ちゃんとします。えっと、ここにいたら邪魔になったらあかんし、あっちの人に聞きながらやるし。』
倉「あ、うん。丸は今気がたってるだけで、」
丸「大倉!喋ってるだけなら帰れ!邪魔や!」
『すいません!失礼しました!』 バタバタ
倉「あ!、、、。はぁ。しゃあない。丸!どの人や?」
丸「あっち!」
倉「おう。」
分かってる。今は仕事中や。
ましてや私なんか医療の現場ではど素人や。
邪魔したらあかん。
どうにか頭を切り替えて、言われた物を補充することに撤した。
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作者名:和花 | 作成日時:2022年6月8日 1時