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施設長「ふふ笑、さすがは相田ですね?」
丸「あ、」
いつからいてはったんか、いきなり施設長さんに声かけられた。
施設長「あの方は長年動物園で警備員をされてまして。
飼育員の方とは又違った愛情で、沢山の動物達と接してこられました。
今回実施したアンケートも白紙で提出されましたが、動物好きなのは変わっておられないみたいで。
少し頑固な方ですが、きっかけがあれば参加はしていただけると思っていました。
丸山さんが声をかけていただいて良かったです。」
丸「あ、いえ。僕は何も。」
施設長「そんなことはありません。いくら動物好きが分かっていても、自発的に参加してくださらないと。
相田は上手くタイミングを掴んだだけです。無理強いは出来ませんからね?」
丸「はい。」
施設長「さ、丸山さんも。カメラお貸しいただける?私が、」
丸「あ、はい。すいません。じゃあ僕はりゅうと、」
施設長「はい。入所者や利用者のことは相田や他の職員に聞いてください。今日はあなたもこの施設の一員です。よろしくお願いしますね?」
丸「はい!」
施設長さんがカメラマンしてくれはるいうから、
デジカメ渡してりゅうの首輪引いてボランティアさんに聞きながらも、
俺も出来るだけ沢山のお年寄りに声かけるようにした。
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作者名:和花 | 作成日時:2022年6月3日 21時