○ ページ16
スタスタ『やっぱこれ！うふふ笑。可愛い〜。』 パッ
ん？キーホルダー以外に何かいいのあったん？
そう思って、愛が離れてから見に行ってみたら、
丸「、、、。あかん。何となく考えてくれてることが分かってしもた。もう〜。あかんて。」
章「丸。お前時計見ながら、何ブツブツ言うてんねん。」
丸「あ、いや。」
章「ん？うわ。キャラクターがタヌキの着ぐるみ着た目覚まし時計やて。こんなん誰が買うねん。」
丸「あ、愛が今買いに、」
章「あははは！そうなん？どんだけタヌキ好きやねん！
いや、お前か？何？朝からお前に起こしてもらいたい願望の表れ？ほんま健気やなぁ。」
やっぱそうやんな？そう思ってもいいやんな？
丸「俺、今まで何してたんやろ。」
章「まぁええがな。あんなに分かりやすいのに。
まぁ、お前もたいがいやのにな？気つかへん愛ちゃんもすごいけど笑。
で？愛ちゃんにお土産は？愛ちゃんのことやから絶対お前にもあるぞ？」
丸「へ？」
章「はぁ、、、。’今日の思い出に！’言うて、あの子なら買ってくれてるやろ？」
丸「あ、あ、そうやな？そういう人やな？」
章「お前はほんま。早う選べよ？俺はもう買った。外で待ってる。」
丸「うん。すぐ行く。」
そうや。昔一緒に日帰り旅行行った時も、いつの間にか俺の分までお土産買ってくれてたんやった。
今日は俺も何か。
あ、せっかくやし同じ物何か買おうかな？
昔プレゼントしたことあるポーチとか。
いや、ポーチは俺使わへんな。
何にしよ？あ、早く選ばなヤスに怒られる。
うわぁ。どうしよ？
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作者名：和花 | 作成日時：2022年5月19日 0時
