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ゴォ～ッ！

『うわ！これヤバいかも！隆平？とりあえず店に入る物入れてしまお！あ、先に天気予報！』バタバタ

丸「あ、おん。」

ヤバい？何が？天気予報？夢は何が分かるん？

『はぁ。最悪や。今年は多いんかな。イヤやな。』

テレビの天気予報見ながら、何かブツブツ言うてる。

丸「夢？どうした？」

『あ、台風やて。熱帯低気圧に変わるかもしれへんけど。

直撃では無いみたいやけど、だいたいいっつも結構すごいことなんねん。ほんで、雷もやて。最悪。』

丸「うわぁ。そうなん？なら、先に店やな？窓とかは？大丈夫？」

『一応補強はしてあるけど。隆平、高いとこあかんやろ？私窓見るし、店頼んでもいい？』

丸「あ、うん。ごめん。」

『うん。隆平もお客さんやのにごめんな？』

丸「だ、大丈夫。さっきより又風強くなってきたし、夢も気つけや？」

『うん。ありがとう。』

俺が高いとこあかんて知ってくれてたんや。

夢はほんまに俺を見てくれてたんやな。

けど、又'お客さん'言われた。

ああ！分からん！今の夢の気持ちが全く分からん！

とりあえず早く片付けて、大倉戻ってくるまでに聞こう！

せっかくの時間を無駄にしたらあかん。