Like or Love 2 (ページ16)

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花が天然で良かったぁって思ってたら、

丸「あははは！今日はもうそんでいいわ。

とりあえず、スマホ貸して？」

言うて、花のスマホと自分のスマホ操作してる。

丸「はい。登録完了！1日1回は連絡してな？

じゃないと、丸ちゃん泣いてまうで？」

『ああ、丸ちゃんが、丸ちゃんが私のスマホを。

私もスマホになりたい。アラームで起こされたい。

あかん！起きたら丸ちゃんに会えへん！』

言いながら、放心してる。

倉「花！花？大丈夫か？そろそろ帰るか？」

て聞いてみたら、

『あ、大倉君。私、丸ちゃんに身を捧げなあかんで、今日は帰れへん。

身を清めなあかんねん。やっぱ滝修行やろか？

どっか良い滝知ってる？』

て聞かれた。

倉「花～？帰ってこ～い！忘れ物無いかぁ？ほな、丸ちゃん又な！」

言うて、

早く丸ちゃんから離そうと必死になって、花の手を引いたら、

『おお、ロミオ！やっぱり私達は引き裂かれる運命なんですね。さようなら！』

言いながら、丸に手を振ってる。

丸も、

丸「ああ、姫！今宵はまだ月が隠れています。次は満月に会いましょう！」

言うて、ノッてるし。

結局丸の気持ちがどこまで本気なんか分からんまま、カラオケも1曲も歌わんと、

無理矢理花をタクシーに押し込んで、家路についた。