解決策 ページ15
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「…退学届け突きつけたらええんちゃう。」
ある日の昼間、
居候人仲間のすばるさんが
久しぶりに帰ってきて、
ご飯に誘われ、
私達はヨコが経営している喫茶店に来ていた。
そして、そこで
また厄介な担任が来たことを話すと、
タバコを更かしながら
すばるさんはぼそっと呟いたのだった。
「なるほど、そしたらもうおしまいなのか。」
直接届けなければいけないと考えていて、
担任に押し付けることなんて
考えたことは無かったけど、
一番いい解決策だ。
「ん。まあ、そしたら
俺が金の稼ぎ方教えたるわ。」
「はは、私は身売りはしませんよ。」
すばるさんはお金に困っている女を見つけては
その人にあったお店を紹介して
お金を稼いでいるらしい。
けど、私は男にベタベタされるのは
得意な質ではないので、いつも断っている。
「何ヶ月かぶりに帰ってきたかと思えば
昼間っから酒ばかりのみよって…」
「ああん?お前んちのお嬢さんの
世話したってんねやろ。」
「誰が頼んだんや。」
私たちが話しているところを遮るようにして、
店長であるヨコが
すばるさんを叱りつける。
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有希。(プロフ) - ピエロさん» ありがとうございます!初コメント頂いて感激です。頑張ります! (2017年1月1日 16時) (レス) id: 26851cf6e5 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ - 今日はじめてみました。更新待ってます (2016年12月31日 17時) (レス) id: cb976b3c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有希。 | 作成日時:2016年12月19日 19時