意外な性格 ページ12
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｢とにかく、お前今体調悪いから
もう少し寝てろ。
学校には体調不良で休むって
村上さんが家族を偽って連絡したぞ。｣
起き上がって、俺の身の回りにあった
ものを片付け始めるA。
そそくさと部屋から出ていこうとする所を
慌てて引き止める。
｢ままま、待って｣
｢なんだ｣
｢いや、そのなんで…かなって思って｣
｢ああ…すまん、看病してたら寝てた。
昨夜はその、やましい事は無かったから
安心しろ。｣
｢え？｣
｢は？｣
なんで看病してくれたのかを聞こうとしたら
いきなりまくし立てるように
口を開いたAに
思わずすっ頓狂な声を出すと、
怪訝な顔をするA。
色々話が噛み合ってないらしい。
｢なんで看病してくれたんか
聞きたかってんけど…｣
｢…あそ｣
｢俺がやましいこと考えたと思ってたん？｣
｢うるせ｣
部屋は暗くてよく見えないけど、
心なしか顔を赤くしているようなAを見て
少し意地悪心が動く。
｢はっ！もしかして俺にそういうことしようと…｣
｢するか！こんなおっさんに！｣
｢な、おっさんって！まだ25やぞ!!｣
｢十分じじいだろばか、黙って寝ろ。｣
落ち着きを取り戻したAは、
俺をおっさん呼ばわりして
改めて部屋を出ていく。
結構ツンデレな子なんやな…
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有希。(プロフ) - ピエロさん» ありがとうございます！初コメント頂いて感激です。頑張ります！ (2017年1月1日 16時) (
レス) id: 26851cf6e5 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ - 今日はじめてみました。更新待ってます (2016年12月31日 17時) (レス) id: cb976b3c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有希。 | 作成日時：2016年12月19日 19時
