3歩目 ページ5
山「それじゃ、KP〜！！」
「「KP〜！！」」
玲奈の掛け声で始まったクラス会
私は頑張って忠義の席の裏、要は背中あわせのポジション
「え、まじで？」
山「まじまじ！ なんか沙也加から振ったらしいよ？」
若「えぇ、意外だなぁ〜。 でも忠義からは振らないか(笑)」
会話の内容は沙也加達のこと、後ろにいる忠義達には聞こえないようにコソコソ話す
玲奈はそういう系の話をたくさん知ってるから、私と舞は聴く専門だけどめっちゃ楽しい
チラッと忠義を見ると
大「…？」
目が合ってしまった…
なんでもないよ って口パクで伝えると
なにそれ って笑う忠義
あ、だめだキュンキュンしてまう〜
そんな感じでクラス会終わって、最後に公園へ
山「よし、写真撮ろう！ Aはいどーぞ」
「また私！？ もー…」
私は背が高い(泣)ので 撮影役。
「いくよ〜、3 2 1…」
そんな感じで集合写真撮って 各自バラける
「忠義どこだ…」
忠義と前日もLINEで撮ろうねって話してたから、探すけど
「おらんくない？」
公園の中にはとりあえず背が高い人はいない
なら外？
「いた…」
いたけど、いたけどさ〜。
「あの中に入ってとろ！とか言えないよねぇ」
クラスの中でも陽キャの男子が集まって喋ってた。
あの中で写真とろ！ なんて言ったら 翌日噂されるに決まってる
「う〜」
忠義とも全然目も合わないし、、
時間も割と遅いし、 もう帰ろうかな
山「あれ？Aまだ帰らんの？ うちら同じ方面組帰るけど…」
「まじ！？ まって！私も帰る〜」
忠義のバカ。 もーいいもんね
そして帰り道、たまたま沙也加が隣に来たから
「ねね、沙也加なんで忠義と別れたの？ めっちゃラブラブだったじゃん！」
坂「え？ あー、だって重かったもん(笑) それはそーと、A忠義といい感じらしいじゃん？」
「は？ それどこ情報よ」
坂「え、なんか聞いた！ いいんじゃない？」
「いやいや、忠義はまだ沙也加のこと好きでしょ？」
坂「どうだろうね〜」
いや怖すぎるわ！
なんて話もしつつ 家へ到着
その日忠義からのLINEは来なかった
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作者名：やすすガール | 作成日時：2019年6月15日 14時
