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傷を負い、息が荒くなる鵺野先生。


私たちを守るために、こんなこと…


私はそれを、ただ見ていることしかできなかった。




鵺「確かに、俺は無力だ。生徒からすりゃ、絶望的にトンチンカンで、無力かもしれん…。先生は、お前らに、教師らしいことは何一つ言ってやれない。」




荒い息の中、とぎれとぎれ言葉を発する。




鵺「でもな、お前らのことは…体を張って守ってやる!」




再び放たれた衝撃波全身で受け止め、先生はまた吹き飛ばされる。




ま「先生!」




もう体はボロボロなのに、もう一度立ち上がる先生。




鵺「くそ…」




そして先生は、手袋を見つめた。




鵺「まこと、法子、A、目ぇつぶってろ!」


ま「えっ!?」


鵺「絶対に目を開けるな!」




突然の指示に一瞬戸惑ったが、先生の真剣な目を見て、そうしなければならないと思った。


ぐっと目を閉じる。




鵺「雲外鏡、真の奥の手ってもんを見せてやる。」




その瞬間、周りの空気が変わった。


これは…


思わずうっすらと目を開ける。




鵺「我が左手に宿りし鬼よ。今その封印を解く!」




鬼?




鵺「覇鬼よ、鬼の手に力を!」




“覇鬼”…


その言葉に私は完全に目を開けてしまった。


鵺野先生が手袋を外す。


その左手は、




「鬼の、手…」


鵺「光明遍照 現威神力 魔界鬼界 降伏怨念 不思議力 悪霊退散!」




唱え終わるや否や、先生は雲外鏡に向かって駆け出す。


左手をかざし飛び上がる。


そして、勢いよく雲外鏡向けてその手を突き刺した。




鵺「食らえ!強制成仏!」


雲「ヴアアアアアア!!」




雲外鏡は、断末魔と共に姿を消した。



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サヤノ - 初めまして、悠梨さん、地獄先生ぬーべーの夢小説を熱心に読んでいます…サヤノと申します、以前はアニメのぬーべーも知っていますが実を言うと子供の頃に見た事があります、ヒロインちゃんが霊力少女ですね、以後よろしくお願いします! (2017年7月5日 11時) (レス) id: bd4916d1d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠梨 | 作成日時:2015年4月2日 3時

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