ぼくらのきずな【気象系】 (ページ25)

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キミを愛し、守り続ける３ページ25

智side

ゆっくりと顔を上げ始めた彼等

物音を立てずにそっと立ち上がった

翔「なんか…様子おかしくない？」

和「そうですか？」

智「言われてみれば…」

何か警戒してるように見える

辺りをキョロキョロ見渡し、
何か会話をしている

身体を伸ばした後、
一気に行動を始めた

翔「あっ！」

和「ちょっと！動き出しちゃいましたよ！」

智「マズイかもしれない…。追いかけよう！」

木々の間をうまく駆けて行く２匹

その２つの背中を追いかける俺たち

するとそこへ、何かが通った

翔「っ！…智くん、今の…」

和「お札が…効いてない…？」

智「和、どのくらいの使った？」

和「あまり強くてもと思ったので、中のを…」

中であまり効いてないってことは、
かなり強いヤツなのか…？

警戒しないと…

智「一軍系かもしれない…、気をつけて…」

和「だとしたら、かなりマズイですよ…」

翔「いざとなったら俺が…」

足止めするよ…と呟いた翔くん

とりあえず、その方向でいこう