ぼくらのきずな【気象系】 (ページ14)

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銀の弾丸２ページ14

智side

警察からの依頼が無ければ、
基本はヒマしてる俺たち

みーんな、ゴロゴロダラダラ

和「それは貴方だけですよ」

智「…え、そう？和だってゴロゴロしながらゲームしてんじゃん」

和「ワタシはダラダラしてませんから」

…いや、どこが？

一番くつろいでるのは和だと思う、うん

そんな平和な時間は
あっという間になくなっちゃう

プルルルルル

…この音だけで

翔「俺が出るよ。…はい、こちら storm(ストーム)」

和「まためんどくさい依頼じゃないといいけど」

翔「…はい、…ああ、最近の…はい、…わかりました。今夜ですね、伝えます」

ガチャ

淡々と話し電話を切った翔くん

翔「警察からの依頼だよ。最近、有名なヤツの捕獲だってさ」

智「ヤツ…？」

翔「……銀の弾丸(シルバーブレッド)」

シルバーブレッド？

って確か、結構厄介な能力持ちの殺し屋だった気が…

和「今になって…？しかも捕獲なんて…」

翔「ああ、どういうつもりかはわからないが、捕獲の手助けをしてくれって」

和「手助けって…何もしないくせに…」

文句が絶えない和と
疑問が絶えない翔くん

あれ？

雅紀は？

智「…雅紀？」

雅「…ん？」

智「どうかした？」

雅「んーん、なんでもない」

なんだか元気ない雅紀

悩みがある訳ではなさそうだけど

何かいつもと違う気がする

そんな違和感を他所に
どんどん進んでいく依頼の話

翔「夜の遅い時間に出るらしいから、10時までに準備を終わらせておいて」

和「どこに出るとか、詳しいことはないの？」

翔「んー、まばらだからね。予想は難しいみたい」

全くと言っていいほど聞いて
いなかった俺と雅紀

そして、真剣に作戦を
考えてくれている和と翔くん

２人とも、頑張って～←