ぼくらのきずな【気象系】 (ページ13)

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銀の弾丸１ページ13

翔side

ただ今、俺らは仕事の真っ最中

警察からの依頼で、
指名手配中の能力者を捕まえること

翔「智くん！そっち行ったよ！」

智『あいよ～』

和「ちょっとあなたね、真面目に仕事して下さいよ！」

智『そりゃ酷いぞ、和～。これでも真剣に…』

和「取り逃がさないで下さいね！」

智『…まだ途中なのに…』

男を追いかける側の俺と和は、
少し先を走る男を見る

智『…よし、今だ！……雅紀！』

その声と同時に、男の足元が
緑色に光り、植物が生えていった

これに気づいた男は、
智くん達に向かって能力を放った

「…ちっくしょう！！これでもくらえ！dragon dive(ドラゴンダイブ)！」

翔「っ！アイツ、造形の能力者か！」

和「また誤報かよ！」

男の作り出したドラゴンは、
雄叫びをあげながら智くんの方へ

智「blue right sky(ブルーライトスカイ)」

雅「green garden(グリーンガーデン)！」

智くんと雅紀の放った能力で、
男の作り出したドラゴンは消えた

そのまま男に当たり、
男はなすすべもなく倒れた

俺と和は、男の逃げ道を
塞ぐように立っていただけ

どちらともなく、俺たちは
智くん達の方へ駆け寄った

翔「さすがだね、智くん」

智「いんや、雅紀のタイミングもバッチリだった」

さすがと言うべきだよ、智くんは

攻撃のタイミングも計算のうちだったのかな？

…あれ？

和と雅紀の声がしない、と思ったら
２人でギャーギャー戯れていた

智「んふふ、平和だね～」

翔「俺たちはね…」

さっきの男のような人が減れば、
本当に平和と言うことができるのかな

翔「んじゃ、俺はコイツを警察に連れてくね」

智「んー、しばらくアイツら見てる」

翔「あはは…」

俺は男を持ち上げ、
もう一度戯れてる２人を見て能力を使った