最後の約束６ ページ41
雅紀side
寮に戻ってまずやること、それは荷物整理
終わらなかった分を片づけないと、
これからどんどん荷物増えるし
俺たちの使う2人部屋は、
基本は入り口から見て左右対称に近い感じ
備え付けはベッドと机、それと収納タンス
あとは部屋の真ん中に丸いテーブルがあるくらい
雅「このダンボール開けちゃうね〜ってこれ潤のだった！」
潤「これ雅紀のじゃん。中身汚くない？」
雅「本人の前でそんなこと言う！？」
おしゃべりをしながら片づけること、約一時間
ようやく終わった
雅「ふぃ〜…、やっと終わった〜」
潤「結構な量残ってたね」
雅「…お腹空いた」
潤「…食べに行く？」
雅「材料無いもんね」
部屋でも料理を作れるように
小さめのキッチンがある
家から送られた野菜とかがあれば
作ることはできる
雅「今度さ、母さんに頼んで送ってもらおっか」
潤「そんな簡単なことじゃないでしょ」
雅「そうかなぁ」
部屋から出て食堂に向かう
入学式で見たような人達が多く
上級生っぽい人は見当たらない←失礼だよ
一年生はほとんどが食堂に来てるのかな
・
・
・
お昼を食べたら暇つぶし
購買に行く人もいれば、
新しい友達の部屋に押しかけたり
もちろん友達がいないので
そんなことは出来ませんが…
潤は持って来ていたゲームをしてる
雅「暇だねぇ〜」
潤「うん」
雅「友達、作れなかったねぇ〜」
潤「…うん」
雅「つまんないねぇ〜」
潤「…一緒に、やる？」
その言葉を待ってました！
急いで荷物の中から探し出す
雅「あった！」
潤「通信、出来る方がいいでしょ？」
雅「うんうん！」
なんやかんやで俺の言いたいことを
何も言わずにわかってくれる潤
優しいからさ、
一緒に居たいって思えるんだよ
そんなところが大好き！
外が暗くなってくれば
もうすぐお風呂の時間…
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作者名：雅宗 潤美 | 作成日時：2017年10月4日 19時
